Suitcase Fusion 21.0 Hep

環境設定

環境設定では、アップデートと通知、Font Vaultの使用方法と場所、コンフリクト時の処理、そしてオートアクティベーションプラグインの管理の設定などを行えます。

一般環境設定

アプリケーションオプション

Font Vaultオプション

有効化オプション

この設定は、既に有効化されているフォントとコンフリクトするフォントを手動で、またはオートアクティベーションプラグインが有効化しようとした時のSuitcase Fusionの動作を決定します。

ドキュメントに使用されているフォントをバージョンの異なる同じフォントに置換するために現在のフォントを有効のままにするオプションを使用できます:

  1. ドキュメント作成アプリケーションを終了します。
  2. 置換して使用したいフォントを有効化します。
  3. このオプションをオンにして環境設定を閉じます。
  4. アプリケーションを起動してドキュメントを開くと、フォントが置換されます。
  5. ドキュメントを少し変更します。(例えば、1文字追加したり削除します。)
  6. ドキュメントを保存します。
    これで完了です。

Suitcase Fusionの環境設定を開いて、設定を元に戻します。

Font Vaultの場所

現在のFont Vaultの場所の確認、新規Vaultの作成、また使用するVaultの変更を行えます。

注意:Font Vaultをバックアップから復元する方法については、フォントのバックアップをご覧ください。

新規Vaultを作成するには:

  1. Suitcase Fusion > 環境設定(Mac)か編集 > 環境設定(Windows)を選択します。
  2. Font Vault の場所新規 Vaultボタンをクリックします。
  3. 新規Font Vaultを保存する場所を開いて、名前を入力して保存(Mac)か作成(Windows)ボタンをクリックします。
  4. Suitcase Fusionを再起動するかキャンセルするか聞かれたら、再起動ボタンをクリックします。

新規Font Vaultが作成され、自動的に選択されます。

既存のVaultを使用するには:

  1. Suitcase Fusion > 環境設定(Mac)か編集 > 環境設定(Windows)を選択します。
  2. Font Vault の場所Vault を選択ボタンをクリックします。
  3. 別のFont Vaultの場所を開いて、開く(Mac)かOK(Windows)ボタンをクリックします。
  4. Suitcase Fusionを再起動するかキャンセルするか聞かれたら、再起動ボタンをクリックします。

Suitcase Fusionの再起動後、新たに選択したFont Vaultの使用が始まります。

注意:Suitcase Fusion Font Vaultのデフォルトの場所は、macOS環境ではユーザのライブラリフォルダ内で、通常は非表示です。ファイルの選択ダイアログからFont Vaultを開くには、COMMAND+SHIFT+Gキーを押して、フォルダの場所を入力ウィンドウを表示します。そこに~/Library/Extensis/Suitcase Fusionと入力して、移動ボタンをクリックします。

Type Coreオプション

Suitcase Fusionは、Type Coreと呼ばれるバックグラウンドアプリケーションを使用して、フォントの有効化の状態を維持します。バックグラウンドで常にType Coreが動作しているため、Suitcase Fusionを終了しても有効化されたフォントを継続的に使用できます。

Type CoreはSuitcase Fusionの初回起動時に動作を開始します。それ以降は、Type Coreを手動で停止しない限り、コンピュータにログインすると自動的に動作します。 Type Coreを停止するには:

  1. Suitcase Fusion > 環境設定(Mac)か編集 > 環境設定(Windows)を選択します。
  2. Suitcase Fusion Type Core を停止ボタンをクリックします。
  3. 警告ダイアログでは、Type Core を停止ボタンをクリックします。
    Suitcase Fusionが終了します。

停止したType Coreを再度開始するには、Suitcase Fusionを再起動します。

プラグイン環境設定

環境設定のプラグインタブでは、プラグインの有効化、無効化、またはアップデートを行えます。

オートアクティベーションの詳細については、オートアクティベーションプラグインをご覧ください。
Extensisフォントパネルの詳細については、Extensis フォントパネルをご覧ください。

アプリケーションメニュー

プラグインパネルの上部にあるメニューに、Suitcase Fusionのプラグインを使用できるアプリケーションが表示されます。アプリケーションを選択して、使用中のバージョンに対応するプラグインを有効化または無効化できます。
Suitcase Fusionは起動時にコンピュータを検索して対応するアプリケーションを検出します。アプリケーションをインストールしたりアップデートした場合は、Suitcase Fusionを再起動してコンピュータを再度検索します。

アプリケーションリスト

メニューからアプリケーションを選択すると、サポートされているバージョンの一覧が表示されます。
プラグインを有効化するには、各バージョンのチェックボックスにチェックを入れ、無効化するにはチェックを外します。

警告:Suitcase Fusionの環境設定からプラグインを無効化すると、そのアプリケーションではExtensisフォントパネルを含むプラグインの全機能を使用できなくなります。

コンピュータにインストールされていないバージョンはグレーアウトします。インストールされているのにグレーアウトしている場合は、以下の手順を試します:

  1. Type Coreを停止します。
  2. アプリケーションを起動して終了します。
  3. Suitcase Fusionを再起動します。

プラグインをアップデートする

プラグインのバージョンが古くなると、環境設定プラグインタブにメッセージが表示されます。古くなったプラグインのバージョンは赤く表示されます。

プラグインをアップデートするには、全プラグインをアップデートボタンをクリックします。
これによって、インストールされていないプラグインのインストールも行われます。使用したくないプラグインがある場合は、環境設定を閉じる前に該当のプラグインのチェックを外します。

ドキュメントトラッキング

ドキュメントトラッキングドキュメントトラッキングでは、Adobeアプリケーションで使用できるオートアクティベーションプラグインを使用して、ドキュメントとその中で使用されているフォントを一覧表示します。

トラッキングはデフォルトで有効になっています。 トラッキングを無効にするには、「ドキュメントトラッキングを有効化」のチェックボックスを無効にします。詳細情報はこちら。