STEP10
夜景の演出



夜景の演出

最初に、講座トップページにある夜景の画像の作り方をここで解説する予定でしたが、あのSTRATAファイルが消失しまして、完全に同じものはできません。どうせならあれはちょっと暗すぎるので、step09のファイルから続きでまた違う夜景の作り方をお届けします。う〜ん管理が悪くてすみません。



■01

まず前回のファイルの背景を無し、にしましょう。お好みの夜景や夕焼けの写真にしてもいいですね。

さらにアンビエントを夜の室内に合わせて薄いオレンジ色で20%くらいに設定、太陽光のディレクショナルライトは月明かりに変更、紫がかったダークブルー40%くらいですね。これだけの変更でもまあまあ、夜景なイメージにはなります。

でもこれならば、昼間の絵を窓の外のαチャンネルで夜景を合成して、Photoshopで若干色調補正すれば出来ちゃいますから、もっと3D CGならではの夜景を作りましょう。








■02

照明の話になりますが、昼間の照明と夜の照明、どう違いを出すと分かりやすいか、ということですが、昼間は普通太陽があります。つまり上方向から光が来るほうが自然です。室内でも、天井面から照明をとるほうが自然なイメージになります。つまり夜は逆転して、下方向からの光、人の手元の位置に来るような明かりを多用すると、夜っぽいイメージになります。見方を変えて書くと、昼間は太陽光をイメージした全体照明、夜は必要な部分にだけ明かりがある部分照明をイメージするとそれらしくなります。外観照明においても、昼は太陽光、夜は下方からいわゆるライトアップ、という大きく光の方向を上下で逆転させることで、モノの見え方を大きく変えようとするわけです。明るいのが昼間で暗いのが夜というだけではなかなか変化が出ません

まず、テクスチャーを修正しましょう。 このモデルでは、壁や天井にグロー値を設定しています。このままですと、あまり暗くなりません。壁や天井(その他目立つところがあれば)のグロー値を0.1くらいまでは(0でもいいかもです)落としましょう。

その上で、アンビエントライトを15%に、床からの反射の光を現在80%→20%、マイナスライトを-20%→-10%、ベースライトを80%→30%まで落とします。かなり暗くなりましたね。

ここで重要なのは、この4種類のライト、アンビエント、ベースライト、床からの反射ライト、マイナスライトは1種類づつ下げてテストレンダリングするよりも、4種類共にバランスを考えながら下げていくことです。もちろん一種類づつ下げてテストレンダリングしてもいいですが、他の要素が変わらないために、下げた効果がわかりづらく、下げ過ぎになりがちです。天井からの光を半分にしたら、床からの反射も半分になります。アンビエントはすでにかなり落としてあるので、あまり変えません。マイナスライトは同じバランスで下げていったほうがいいです。とはいえ、同じ割合でうまくいくとは限らないので、目安としてください。ここでも同じ割合ではないです。



■03

室内の植栽に当てているライトがカーテンにも当たって明るすぎますね。

とりあえず無しにします。そうなると、植栽に当たっている強い光がなくなりますから、グリーン反射ダミーのライトが不自然になりますね。











■04

より夜景らしくするために、植栽にアッパーライトを入れてみましょう。現状のグリーン反射のライトを流用します。植栽とライトをグループ化してグループに入り、ライト位置を調整、植木鉢の土の上に光源を置き、色をオレンジ色に変更します。さらに明るさを70%くらいに調整します。このままですと、植栽自体には光があたっているように見えないので、スポットライトを1灯追加します。色は同じオレンジ色です。オレンジ色は好みなので、気に入らなければお好きな色にしてください。一応オレンジ色の根拠は、調光で絞ったビーム球の色温度の2000Kくらいなイメージです。ところでここまで、色や明るさも、何度もレンダリングチェックしながら決めています。決まりがあって、一発で決定出来るわけではないので、、、念のため。

このくらいになってくるとカーテンのグロー値が高いのも気になりますね。室内はかなり暗めの設定なので0.05くらいに調整します。0にしてしまうと、ほとんど光は当たっていないので暗くなりすぎます。カーテンの色によって調整しましょう。



■05

かなりそれらしくなってきましたが、全体に暗くて物足りない絵になってきました。最終の調整として、ダイニングの絵にスポットライトを当てて、床に光るものを置きましょう。

ここでは簡単に球状のガラスグローブの床置きスタンドを置きます。参考までに普段あまり使わないFX/オーラを適用してみました。今回の場合にはいいようです。ガラスグローブには光源として影ありのポイントライト1個、影なしのポイントライトが1個入っています。











■06

仕上げに、青いガラスのアッパースタンドがもっと光っていると全体のバランスがよさそうなので、スタンドのガラスもグロー値をちょっと上げて、青いオーラを適用します。オーラは、シェイプ内でかけると、レンダリング時に反映されません。レンダリング時に、階層構造を無視、にチェックを入れると効果が出るようになるのですが、シーン全体のモデル数によってはレンダリングがなが〜くかかったり、メモリを余計に消費するので、このくらいの数ならば、最後に分解してシェイプではなくします。グループ化はしてあっても大丈夫です。

シェイプはだめです。階層構造を無視、で小さいサイズでレンダリングしてみて、時間やメモリに、問題が無いようならば、そちらのほうが後々データを管理するにはいいです。






■07

あとは背景に夜景な写真を使うか、Photoshop合成でもいいですね。グローブのオーラがちょっと変だったので直しました。手前にモノがあるとオーラは難しいですね。












■08

最初に昼と夜との光の方向性について書きましたが、ここではある程度バランスをとって作っているのであまりはっきりと上下の光の方向性の違いは出ていないかもしれません。

もっと昼夜の差を作りたければ、上からの光をごく弱くして、下からの光が天井に当たって反射している程度に抑え、床置きのスタンド、アッパースタンド、植栽のアッパーライトからの光等をメインの光にすると、もっと強調できるかもしれません。









ダウンロードファイル

STEP10までの完成モデル:
(CX 用)
Macintosh用 STEP10_s3dcx.sit (57.4MB) <<<ダウンロードする
Windows用 STEP10_s3dcx.exe (60.4MB) <<<ダウンロードする

>STEP10までの完成モデル:
(3.7〜3.9 用)
Macintosh用 STEP10_s3d.sit (57.4MB) <<<ダウンロードする
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