MACとWINDOWS間でフォントを共有する場合の注意点
TypeSyncを使用して異なる種類のOS間でフォントを同期できます。Windows環境のフォントがSuitcase Fusionを使用しているMac環境に共有され、Mac環境のフォントがWindows環境に共有されます。
これについては、もちろん以下のような注意点があります:
- 別のOSでフォントを使用する前に、フォントのライセンス上それが許可されているか確認してください。 一般的に、フォントのライセンスにはOSの種類とは無関係に使用できるコンピューターの台数が定められていますが、特にシステムフォントの場合など、別のOSでの使用が禁止されていることがあります。
- ライセンスとは関係なく、別のOSとは互換性のないフォントもあります。この場合、Suitcase Fusionには互換性のないフォントとして表示されます。 一般的に、PostScriptフォント、Macintoshリソースフォークフォント、Macintosh DFONTなどの古い形式のフォントがこれに当たります。
- 古いTrueTypeフォントの中には、複数のOSと互換性はあっても、各OSに適したUnicodeではないエンコーディングを使用するフォントもあります。 コードが32から96までのASCII文字は共通で使用できますが、アクセント付き文字やカーリークウォートなどのいくつかの非ASCII文字は、OSごとに異なるコードポイントに配置されている場合があり、文字が一致しない可能性もあります。このようなフォントを特定するのは難しいのですが、概ね文字数が256文字より少なくなっています。 このような理由から、古いTrueTypeフォントの使用は近年の業務に適しているとは言えません。他にも、最近のフォントでは当たり前になっているヒント情報やリガチャなどの機能が搭載されておらず、ドキュメントの見た目に予期せぬ問題を発生させることがあります。
Mac環境とWindows環境の混在する状況で作業したり、他の種類のOSを使用している協同作業者がいるような場合は、OS環境に依存するフォントや古いTrueTypeフォントは使用しないようにしてください。