SOFTWARE Too:株式会社ソフトウェア・トゥー

Extensis – フォントとデジタルデータの管理ソリューション

新機能

最新バージョンのSuitcase Fusionのリリースノートはこちらでご確認ください。

バージョン20.0

ドキュメントトラッキング

  • 自動アクティベーションプラグインを使用して保存されたAdobeドキュメントをトラッキング(追跡)します。
  • トラッキングされているドキュメント毎に使用されているフォントを識別します。
  • トラッキングされているドキュメントに関する一般的な情報を提供します。
  • 特定のフォントがトラッキングされているどのドキュメントで使用しているかを識別します。

詳細情報

その他の新機能

  • Adobe CC 2019に対応したオートアクティベーションプラグインを同梱しています。
  • Suitcase Fusion 9は、完全な64-bitアプリケーションとなっています。
  • Suitcase Fusion 9は、macOS Mojaveに対応しています。

注意:

  • Suitcase Fusion 9は、64-bitのOSを必要とします。
  • Suitcase Fusion 9は、Windows 8/8.1には対応していません。
  • Suitcase Fusion 9のオートアクティベーションプラグインは、QuarkXPressには対応していません。
  • Suitcase Fusion 9をすぐに始めたい場合は、このページをご確認ください。
    設定をゆっくり確認しながら始めたい場合は、Suitcase Fusionのセットアップ概要をご確認ください。

    1. 動作環境を確認します。
      Mac OS X 10.12以降、またはWindows 7か10が必要です。詳細はシステム動作環境をご確認ください。
    2. 他のフォント管理ツールは、無効化するかアンインストールします。
      
Suitcase Fusion 5以降を使用中の場合は、アプリケーションを終了すればそのまま作業できます。(旧バージョンのアンインストールは推奨されていますが、必須ではありません。)
Universal Type Serverや他のフォント管理ツールを使用中の場合は、無効化するかアンインストールします。
手順は他のフォント管理ツールの削除をご確認ください。
    3. Suitcase Fusion 9のインストーラをダウンロードします。
      
ダウンロード:Suitcase Fusion 9のライセンス証書に記載されているインストールプログラムのダウンロードリンクからSuitcase Fusion 9の最新インストーラーをダウンロードしてください。
    4. アプリケーションをインストールします。
      
Macでは、ディスクイメージを開いてSuitcase Fusion 9のアイコンをアプリケーションフォルダにドラッグします。
Windowsでは、インストーラを実行して、表示される内容に従ってインストールを行います。
    5. Suitcase Fusion 9を起動します。

    新規インストールの場合は、Suitcase Fusion 9の初回起動時にセットアップ画面が表示されます。表示される内容に従ってセットアップを行います。詳細は初回起動時の設定をご確認ください。

    旧バージョンからのアップグレードの場合は、Suitcase Fusion 9によって元のFont Vaultのバックアップとプラグインのアップデートを促されます。詳細はアップグレード後の作業をご確認ください。

    FONT VAULT

    Font Vaultは、Suitcase Fusionに追加されたフォントを適切に管理するための専用のデータベースです。
    Font Vaultには、セット、タグ、分類、スタイル、開発元などを含むフォントに関する全ての情報が保存されます。
    また、Font Vaultにコピーせずに元の場所から追加したフォントのパスも保存されます。

    フォントをVAULTに追加する

    Suitcase FusionがFont Vaultを使用するように設定すると、全てのフォントが自動的にVaultに追加されます。
    デフォルトでは、SuitcaseはVaultを使用します。環境設定で設定を変更できます。
    オリジナルを元の場所に残したまま追加したフォントをFont Vaultにコピーできます。編集 > 元の場所から追加したフォントを Vault にコピー を選択します。(一時フォントや破損フォントは対象外です。)

    フォントを一時的に追加する

    一時有効フォントは、コンピュータを終了、再起動、またはログアウトするまでSuitcase Fusionに管理されます。これは、フォントを特定のプロジェクトでのみ使用して、それ以降はシステムに読み込みたくない場合などに便利です。
    一時有効フォントは常に現在の場所から追加され、Font Vaultには含まれません。
    フォントを一時的に追加するには、フォントかフォントフォルダを一時有効フォントライブラリにドラッグします。
    Macintoshでは、ドックのSuitcase Fusionアイコンにフォントかフォントフォルダをドラッグできます。そうするとフォントが一時的に追加され、自動的に有効化されます。Suitcase Fusionが終了している場合は、Suitcase Fusionが起動してフォントが追加されます。

    元の場所からフォントを追加する

    一時的に追加したフォントは、Font Vaultには追加されません。それらのフォントは元の場所から追加されます。つまり、それらのフォントはSuitcase Fusionの内部には取り込まれずに元の場所で有効化されます。
    破損フォントを追加した場合も、それらのフォントは元の場所で有効化されます。
    Font Vaultを使用せずに常に元の場所からフォントが追加されるように設定することもできます。

    元の場所からフォントを追加するには:

    1. 自由に操作できる場所(ホームフォルダや書類フォルダの中など)にフォントを格納するフォルダを作成します。
システムフォルダや別のユーザーのホームフォルダの中には作成しないでください。
    2. 作成したフォルダにフォントをコピーします。
複数のライブラリに別々のフォントを追加する必要がある場合は、あらかじめ複数のフォルダを作成してフォントを別々に格納してください。
    3. Suitcase Fusionを開きます。
    4. 環境設定を開きます。
macOSではSuitcase Fusion > 環境設定、Windowsでは編集 > 環境設定を選択します。
    5. Font Vault のオプションから追加したフォントは元の場所に残っています。を選択します。
    6. 環境設定を閉じます。
    7. Suitcase Fusionにフォントを追加します。

    元の場所のフォントかFONT VAULTのフォントか判別する

    各フォントの情報パネルには、Vault、GoogleやTypekitなどの専用ライブラリ、またはフォントのパスという形式で、フォントの場所が表示されます。
    選択したフォントの情報パネルを表示するには、表示 > 情報を表示を選択して、情報タブをクリックします。

    元の場所から追加したフォントの場所を特定する

    元の場所から追加したフォントの、元の場所を特定する必要がある場合は、フォントパネルで対象のフォントを右クリックして、ショートカットメニューからFinder で表示Explorer で表示を選択します。

    元の場所のフォントをFONT VAULTに移動する

    元の場所から追加したフォントは、一時フォントと破損フォント以外、Font Vaultに移動できます。
    編集 > 元の場所から追加したフォントを Vault にコピーを選択します。

    注意:この操作では環境設定のFont Vault のオプションは変更されません。このオプションを変更してフォントを元の場所から追加することにした場合は、それ以降フォントは全て元の場所から追加されます。

    VAULTフォントの削除

    Suitcase Fusionからフォントを削除したときの動作は、その方法によって異なります:

    • ライブラリの中からセットを選択してフォントを削除した場合は、フォントは選択したセットからのみ削除され、ライブラリや他のセットからは削除されません。
    • ライブラリを選択してフォントを削除した場合は、フォントは選択したライブラリとその中のセットから完全に削除されます。
    • セット自体を削除した場合は、フォントはライブラリからは削除されません。
    • ライブラリ自体を削除した場合は、ライブラリ内のフォントは全て完全に削除されます。

    選択したフォント、セット、またはライブラリを削除するには、編集 > 削除を選択するか、DELETEキーかBACKSPACEキーを押します。または、選択対象を右クリックしてショートカットメニューから削除を選択できます。
    フォントがライブラリから完全に削除されるような操作を行った場合は、確認画面が表示されます。

    一時フォントの削除

    一時フォントは、コンピューターのシャットダウン、再起動、またはログアウト時に自動的に削除されます。一時フォントライブラリから手動で削除することもできます。
    全ての一時フォントを削除するには、編集 > 一時フォントをすべて削除を選択します。

    元の場所から追加したフォントの削除

    元の場所から追加したフォントを削除する方法は、Vaultフォントを削除する方法と同じです。

    フォントの有効化

    使用可能なフォントのことを有効フォントと呼び、フォントを使用可能にすることを有効化と呼びます。また、使用不可のフォントは無効化されています。

    フォント管理ツールを使用する主な目的は、必要な時にフォントを使用可能にして、作業が完了したらそれらを使用不可にすることです。

    フォントの有効化は手動でも自動でも行えます。手動の場合は永続的にも一時的にも有効化できます。自動の場合は一時的に有効化できます。

    一時的に有効化されたフォントは、手動か自動で無効化するか、コンピューターをシャットダウンするかログオフするまで使用可能になります。

    永続的に有効化されたフォントは、コンピューターを再起動するか再ログインすると再度有効化されます。

    手動か自動か、一時的か永続的かに関わらず、有効化されたフォントはいつでも無効化できます。無効化されたフォントはコンピューターを再起動しても有効化されません。

    有効化の操作

    ほとんどワンクリックでいくつでもフォントを有効化できます。

    1つのフォントを一時的に有効化するには、フォントプレビューの有効化ボタンをクリックします。

    有効化ボタンをクリック

    1つのフォントを永続的に有効化するには、OPTIONキー(Mac)かCTRLキー(Windows)を押しながら、フォントプレビューの有効化ボタンをクリックします。

    フォントファミリーを有効化するには、ファミリー名の横にある有効化ボタンをクリックします。
    (フォントをファミリーごとに表示する場合は、表示>ファミリーによるフォントのグループ化がオンになっていることを確認します。)

    フォントファミリーを有効化する

    ファミリーを永続的に有効化するには、OPTIONキー(Mac)かCTRLキー(Windows)を押しながら、ファミリーの有効化ボタンをクリックします。

    いくつかのフォントを一時的に有効化するには、複数のフォントを選択して以下のいずれかの操作をしま

    す:

      • ツールバーの大きな青色の有効化ボタンをクリックする。


    いくつかのフォントを一時的に有効化する

    • 選択したフォントを右クリックして、ショートカットメニューから有効にするを選択する。
    • ファイル > 有効にするを選択する。
    • COMMANDO(Mac)かCTRLO(Windows)を押す。

    いくつかのフォントを永続的に有効化するには、複数のフォントを選択して以下のいずれかの操作をします:

      • ツールバーの大きな緑色の有効化ボタンをクリックする。


    いくつかのフォントを永続的に有効化する

    • Macの場合、OPTIONキーを押しながら選択したフォントを右クリックして、ショートカットメニューから再起動後も有効にするを選択する。
    • Macの場合、OPTIONキーを押しながらファイル > 再起動後も有効にするを選択する。
    • COMMANDOPTIONO(Mac)かCTRLALTO(Windows)を押す。

    セット、ライブラリ、またはスマート検索内のフォントを全て一時的に有効化するには、以下のいずれかの操作をします:

      • ライブラリパネル内のセット名またはライブラリ名の左の方をクリックする。(この方法はスマート検索内のフォントには使用できません。)


    フォントを全て一時的に有効化する

    • セット名、ライブラリ名、またはスマート検索名を右クリックして、ショートカットメニューから有効にするを選択する。
    • セット、ライブラリ、またはスマート検索を選択して、ツールバーの大きな青色の有効化ボタンをクリックする。
    • セット、ライブラリ、またはスマート検索を選択して、ファイル > 有効にするを選択する。
    • セット、ライブラリ、またはスマート検索を選択して、COMMANDO(Mac)かCTRLO(Windows)を押す。

    セット、ライブラリ、またはスマート検索内のフォントを永続的に有効化する方法も同様です。

    参考:ライブラリパネル内のセット名またはライブラリ名の隣にドーナツ状のアイコンが表示されている場合は、その中に複数の有効化の状態が混在していることを示しています。

    フォントの有効化の他の方法

    オートアクティベーション

    オートアクティベーションの機能はSuitcase Fusionのオートアクティベーションプラグインと連動します。Adobeの複数のアプリケーションで動作するこのプラグインは、ドキュメントのフォントを特定してその情報を保存時に埋め込むための独自の技術を使用します。

    また、フォントの情報が埋め込まれたドキュメントを開くと、このプラグインによって必要なフォントが自動的に有効化されます。

    この機能は、Suitcase FusionやUniversal Type Serverを使用している担当者間でのドキュメントのやり取りに非常に便利です。それは、フォントの情報が埋め込まれたドキュメントであれば、異なる環境で開いても常に必要なフォントが自動的に有効化されるからです。

    オートアクティベーションプラグインの詳細については、オートアクティベーションプラグインをご確認ください。

    アプリケーションセット

    特定のアプリケーションを起動した時に自動的に有効化されるフォントのセットを作成できます。

    これは、社内文書に使用できるフォントが決められている場合や、表の作成にお気に入りのフォントがある場合などに便利です。

    注意:専用のオートアクティベーションプラグインがある、Adobe IllustratorやPhotoshopなどのアプリケーションセットは作成しないでください。

    アプリケーションセットを作成するには:

    1. ファイル > 新規アプリケーションセットを選択します。
    2. セットを作成するアプリケーションを選択して、作成ボタンをクリックします。
    3. アプリケーションセットにフォントを追加します。

    フォントパネル

    フォントパネルはいくつかのAdobeアプリケーションのオートアクティベーションプラグインに含まれています。フォントパネルを使用すると、Suitcase Fusionを起動せずに各アプリケーションから直接Suitcase Fusionのライブラリを表示してフォントを選択して有効化できます。

    フォントのグループをダイジェストとして保存して各アプリケーション間で共有できます。これによって使用頻度の高いフォントをすぐに表示して有効化して、通常のフォントメニューのように使用できます。

    フォントパネルの詳細については、Extensis フォントパネルをご確認ください。

    フォントの無効化

    フォントを無効化するには、以下のいずれかの操作をします:

      • フォントプレビューの青色か緑色の有効化ボタンをクリックする。
      • フォントを選択して、ツールバーの大きな灰色の無効にするボタンをクリックする。
      • 
 

    無効にする

    • フォントを選択して、ファイル > 無効にするを選択する。
    • 選択したフォントを右クリックして、ショートカットメニューから無効にするを選択する。
    • ライブラリパネル内のセット名またはライブラリ名の左の青色か緑色の有効化ボタンをクリックする。

    Suitcase Fusionには、見つけたいフォントの情報やその用途によってフォントを検索する方法がいくつか用意されています。

    • QuickFindは、フォントの一般的な情報をもとにフォントを簡単に検索できます。フォント名の一部か全部が分かればすぐに使用できます。
    • 詳細検索は、Suitcase Fusionのライブラリへの登録日を含む複数の条件を組み合わせてフォントを検索できます。
    • QuickMatchは、形の似たフォントを自動的に検索できます。

    探しているフォントを見つけたら、それをお気に入りにしたりセットに追加したり、それを含む新規セットを作成できます。

    QUICKFIND

    QuickFindは、Suitcase Fusionのライブラリからフォントを見つける最速の方法です。

    QuickFindフィールドをクリックして検索する文字を入力すると、全てのライブラリから入力した文字が含まれるフォントとファミリーが表示されます。

    QuickFindは入力された語句を個別に検索します。例えば、フォント名として「regular round din」を検索すると、Suitcase Fusionは「DIN Next Rounded LT Pro Regular」を表示します。(もちろん該当するフォントがインストールされている場合のみ。)

    デフォルトでは、QuickFindはフォントの名前、PostScript 名、ファミリー、開発元、分類、そしてタグの情報を同時に検索します。QuickFindフィールドの左にある虫メガネマークのメニューから検索対象を1つ選択することもできます。
    QuickFindフィールドの右にあるクリアボタンをクリックして検索をクリアできます。

    詳細検索

    詳細検索では、名前、開発元、タグ、スタイル、タイプ、分類、そしてバージョンといった情報の組み合わせによってフォントを検索できます。検索条件を指定する場合は、まず検索するカテゴリ(開発元など)を選択して、次に検索に使用する修飾子(一致など)を選択して、最後に必要な値(Adobeなど)を入力します。

    1度に6つまでの検索条件を指定できます。

    詳細検索を使用するには:

    1. 編集 > フォントを検索を選択する。
Suitcase Fusionの画面上部に検索パネルが表示されます。
    2. 必要に応じて、検索したいライブラリやセットを選択しておきます。
右上の検索メニューをクリックして検索する範囲を選択します。
検索する範囲として、すべてのライブラリ、選択したライブラリとセット、または既存のライブラリを個別に選択できます。
    3. これから指定する検索条件のいずれかに適合するフォントを見つけるのか、またはすべてに適合するフォントを見つけるのかを選択します。
“いずれか”を選択した場合は、“すべて”を選択した場合より多くのフォントが見つかる可能性があります。
    4. 検索するフォントの情報の種類を選択します。
選択した情報の種類によって、それ以降に選択できる設定内容が変わります。例えばタイプを選択すると、に一致するかに一致しないか、そしてサポートされているフォントのタイプを選択できます。
    5. 検索条件を追加するには右側のを、検索条件を削除するにはその隣のをクリックします。

    Suitcase Fusionの画面が自動的に更新され、選択した範囲内で検索条件に適合したフォントだけが表示されます。

    スマート検索

    検索条件をスマート検索として保存するには、検索パネルの右上にある保存ボタンをクリックします。

    スマート検索をクリックすると、保存された検索条件に適合したフォントだけが表示されます。

    スマート検索の詳細については、詳細検索とスマート検索をご確認ください。

    注意:

    フロッピーディスクのアイコンです。プロッピーディスクはハードディスクとは異なり持ち運び可能な磁気の記録媒体で、1960年代から2000年代の始めまで広く使用されていました。

    当初フロッピーディスクには、8インチ、5.25インチ、3.5インチという3種類のサイズがありました。時が経つにつれてディスクのサイズは小さくなり、データを保存できる容量は大きくなっていきました。最終的に、3.5インチのフロッピーディスクには2.88MBのデータを保存できるようになりましたが、それでもその容量は現在のスマートウォッチの1/400程度です。

    在りし日を偲んで、当時を知る人々がハードプラスチックケースのディスクをコースターとして使っているのを見ることがあるかもしれません。

    フロッピーディスクは現在、保存アイコンとして第2の人生を歩もうとしています。

    QUICKMATCH

    QuickMatchを使用すると、選択したフォントと見た目的に似ているフォントをライブラリから見つけられます。

    QuickMatchを使用するには:

    1. 似たフォントを探したいフォントを選択します。
    2. 編集 > QuickMatchを選択します。
ツールバーのQuickMatchボタンをクリックするか、フォントの情報パネルを表示してQuickMatchタブをクリックしても同じです。

    QuickMatchペインには、利用可能な全てのライブラリから、選択したフォントに最も似ているフォントが5つ表示されます。

    グリフを見つける

    近年のフォントには数百の、ときには数千もの文字が含まれています。ほとんどの大型のフォントはUnicodeシステムに従って文字を体系化しています。Unicodeでは、文字は用途によってグループ化されています(数字記号や絵文字といったグループもありますが、代表的なのは言語や言語グループです)。各グループの各文字には、一意の名前が割り当てられています。Unicodeシステムを使用するフォントは、自らがサポートしている文字をアプリケーションに宣言して、アプリケーションはその情報をもとにフォントの機能を認識します。

    Suitcase Fusionは、フォント内の全てのグリフか、そのフォントがサポートしているUnicodeグループのいずれかの内の全てのグリフを表示できます。フォントを選択してツールバーのグリフボタンをクリックするとグリフペインが表示されます。

    グリフペインの左下にあるメニューから表示するUnicodeグループを選択できます。

    表示されたグリフを名前で検索して、そのフォントに特定のグリフが含まれているか確認できます。検索時には、Unicodeグループではなくフォント全体を表示しておいた方がよいでしょう。

    グリフペインの右下にある検索フィールドにグリフ名の一部を入力します。

    例えば、フォントにリサイクルマークが含まれているか確認するには、フォントのグリフペインでrecyと検索します。

    他のフォントに同じ記号があるかを確認する場合は、グリフペインを開いたまま次のフォントを選択します。

    グリフペインの詳細を確認する。

    Suitcase Fusionはフォントに関する特定の情報を抽出して、フォントを見つけたり整理するのに役立てます。

    Suitcase Fusionに保存されているフォント情報を編集したり、タグなどとして自分の情報を追加できます。Suitcase Fusionはフォントファイル自体には変更を加えません。

    抽出されるフォント情報

    Suitcase Fusionには、フォントファイルから直接抽出された数種類のフォント情報が保存されます。これには以下のような情報が含まれます:

    • フォント名

      これは普段アプリケーションのフォントメニューで目にする名前です。
    • フォントのPostscript名

      これはほとんどのアプリケーションが必要なフォントを特定するのに使用する名前です。しかし残念ながら、この情報だけで必要なフォントを特定するのは難しいです。FontSenseもご確認ください。
    • フォントのファミリー
    • ある場合はフォントのスタイル
    • フォントのタイプや形式
    • フォントのバージョン番号
    • 開発元

      フォントを作成した企業や個人、または発行元の名前です。

    抽出されたフォント情報の編集

    どのライブラリのどのフォントの分類、開発元、そしてスタイルの情報でも編集できます。

    これらの情報を編集しても、実際のフォントファイルに変更は加えられません。変更はSuitcase Fusionのデータベースに適用され、Suitcaseでフォントを管理する場合のみ使用されます。

    属性を変更するには:

    1. 情報を編集したいフォントを選択します。
    2. 編集 > 属性を編集を選択します。
    3. 属性パネルの分類開発元、またはスタイルタブをクリックします。
    4. 選択したフォントに適用する属性を選択します。
フォントに割り当てられる分類発元は1つですが、スタイルは複数割り当てられます。
属性のチェックボックスに横棒が入っている場合は、選択している複数のフォントの一部にその属性が適用されている状態です。
    5. 属性の変更が終了したら、完了ボタンをクリックします。

    情報の追加

    Suitcase Fusionがフォントから抽出する情報に加えて、各フォントにさらに情報を添付する方法があります。

    お気に入り

    お気に入りのフォントに印をつけて、いつでもすぐに利用できるようにします。

    フォントをお気に入りにするには、フォントプレビューのスターアイコンをクリックします。

    お気に入りかどうかを詳細検索の条件として使用できます。(詳細検索とスマート検索をご確認ください。)

    お気に入りのフォントは、スマート検索のお気に入りのフォントに自動的に全て表示されます。

    タグの追加

    フォントを整理したり見つけやすくするために、自由な語句をフォントにタグとしてつけられます。

    顧客名、フォントの説明、さらにはフォントの用途や禁止事項など、様々なタグを想定できます。

    タグの例:

    • XYZ社のフォント
    • 特殊なフォント
    • アンドマークのいいフォント
    • ポスター以外の使用禁止
    • 本文用

    Suitcase Fusionでは一言の短いタグをフォントにつけられます。

    新規タグを作成するには:

    1. フォントを選択します。(タグ自体を作成するので、どのフォントでも構いません。)
    2. 編集 > 属性を編集を選択するか、ツールバーの属性を編集ボタンをクリックします。
    3. 属性パネルのタグタブをクリックします。
    4. ボタンをクリックします。
Suitcase Fusionは新規タグを名称未設定のタグとして追加します。テキストを2回クリックして名前を変更できます。
    5. タグの新しい名前を入力したらENTERキーを押します。

    タグの名前を変更したら完了ボタンをクリックします。

    タグ自体を編集するには、タグのテキストを2回クリックして名前を変更したら、ENTERキーを押します。

    タグ自体を削除するには、削除したいタグを選択してボタンをクリックします。

    フォントにタグをつけるには:

    1. タグをつけたいフォントを1つまたは複数選択します。
    2. 編集 > 属性を編集を選択して、タグタブをクリックします。
    3. 選択したフォントにつけるタグのチェックボックスにチェックを入れます。
チェックボックスに横棒が入っている場合は、選択している複数のフォントの一部にそのタグがついている状態です。1度クリックするとチェックが入り、もう1度クリックするとクリアされます。

    フォントからタグを取り除くには、タグのチェックボックスのチェックを外します。

    注意:デフォルトでは、QuickFindはタグを検索します。QuickFindをご確認ください。
    Suitcase Fusionの詳細検索では、複数のタグを組み合わせた条件で検索できます。詳細検索をご確認ください。

    コメント

    フォントにコメントを追加できます。コメントはフォント自体に追加されません。例えば、フォントを使用するケース、そのフォントに特有の文字、またはフォント使用時の注意点などをメモするために使用できます。

    フォントにコメントを追加するには:

    1. フォントを選択します。
    2. 表示 > 情報を表示を選択します。
    3. 情報タブをクリックして、コメントフィールドにテキストを入力します。

    コメントは1024文字まで入力できます。

    詳細検索を使用して、特定のコメントのあるフォントを検索したり、コメントの有無でフォントを検索できます。

    1. 編集 > フォントを検索を選択します。
    2. 検索対象のリストからコメントを選択します。
    3. 検索方式を選択します。

      フォントにコメントがありますフォントにコメントがありませんを選択すると、コメントの有無でフォントを検索できます。

      を含むに一致するを選択してテキストを入力すると、コメントの内容でフォントを検索できます。

    詳細検索の詳細を確認する。

    ドキュメントに使用されているフォントを自動的に、かつ正確に有効化するための機能として、Suitcase Fusionには、Extensis Font Senseテクノロジーによるプラグインソフトウェアモジュールが含まれています。

    新しいバージョンの、Adobe After Effects、InCopy、InDesign、Illustrator、およびPhotoshopでプラグインを使用できます。

    このプラグインは、ドキュメントと一緒にFont Senseメタデータ(使用されているフォントを特定する情報)を保存します。そして、ドキュメントを再度開く時に、そのメタデータを使用して必要なフォントを自動的に有効化します。

    プラグインのインストール

    Suitcase Fusion 9は、初回起動時にコンピューターにインストールされている対応アプリケーションを検索して、次のようなステップに進みます:

    • 新規インストールの場合は、検出されたアプリケーションにプラグインをインストールするオプションが表示されます。
    • 旧バージョンからのアップグレードの場合は、プラグインがインストールされていないことか互換性のないプラグインがインストールされていることを示すアラートが表示されて、新バージョンをインストールできます。

    プラグインの有効化または無効化は、環境設定で可能です。プラグイン環境設定をご確認ください。

    新しいアプリケーションをインストールしても、すぐにはプラグインを環境設定からインストールできません。一度Suitcase Fusionを再起動して、アプリケーションを検出するようにしてください。

    また、プラグインのインストール後はアプリケーションを再起動してください。

    プラグインのアップデート

    バグフィックスや新機能の追加、各アプリケーションのアップデート対応など、必要に応じてExtensisはオートアクティベーションプラグインをアップデートします。

    プラグインのアップデートは、Suitcase Fusionのアップデートの一部として提供されます。アップデートの自動確認を無効化している場合は、定期的に手動でアップデートを確認してください。アプリケーションオプションをご確認ください。

    Suitcase Fusionを起動すると、プラグインの新しいバージョンがあるか毎回確認されて、アップデートが提供されます。

    アップデートをスキップしても、環境設定から手動でプラグインをアップデートできます。プラグイン環境設定をご確認ください。

    プラグインのアップデート時には、各アプリケーションを一度終了して再起動するようにしてください。

    プラグインの表示

    Extensisオートアクティベーションプラグインを表示して使用する方法は、アプリケーションによって異なります。

    ADOBE AFTER EFFECTSとPHOTOSHOPの場合

    After EffectsとPhotoshopの場合、Extensisプラグインのオートアクティベーション機能はダイアログから設定します。

    • After Effectsのダイアログを表示するには、ウィンドウ > Extensisを選択します。
    • Photoshopのダイアログを表示するには、ファイル > 自動処理 > Extensisを選択します。

    プラグインの機能を実行するには、このダイアログを表示して、機能を実行して、OKボタンをクリックしてください。

    ADOBE ILLUSTRATOR、INCOPY、およびINDESIGNの場合

    Illustrator、InCopy、およびInDesignの場合、オートアクティベーション機能はサブメニューとして提供されます。書式 > Suitcase Fusion >(使用したいオートアクティベーション機能)を選択します。

    プラグインの環境設定

    各アプリケーションでプラグインの環境設定を変更して、オートアクティベーションを有効にするかどうかと、その動作を管理できます。環境設定の項目は以下の通りです:

    設定 アプリケーション デフォルト 詳細
    Suitcase Fusion オートアクティベーションを有効にする すべて オン

    この設定によって、プラグインとType Coreの接続を許可して、ドキュメントを開く時にフォントを有効化します。

    この設定がオフの場合は、手動で有効化されているフォント(Extensisフォントパネルから有効化されたフォントも含む)のみが使用されます。

    Font Sense サポートを有効にする After Effects以外全て オン

    この設定によって、プラグインはFont Sense情報をドキュメントに保存します。

    この設定がオフの場合は、プラグインはフォント名のみで有効化するフォントを判断します。そのため、異なるフォントが有効化される可能性があります。

    オリジナルが見つからない場合に最も似たフォントを選択 After Effects以外全て オン

    この設定によって、本来必要なフォントが見つからない場合、プラグインは独自の方式で有効化するフォントを判断します。

    この設定がオフの場合は、消失フォントの挙動は各アプリケーションに従います。

    埋め込まれたオブジェクトのフォントを有効にする InCopy、InDesign オン

    この設定によって、プラグインはドキュメントに埋め込まれたオブジェクト内のフォントも有効化しようとします。

    ラスタライズされていないフォントを含むIllustrator EPSかPhotoshop PSDの含まれるオブジェクトが埋め込まれている場合、プラグインはそのオブジェクトに保存されているFont Senseメタデータを検索して使用します。または、埋め込みオブジェクトに必要なフォントを名前で特定します。

    フォントファミリー全体を有効にする すべて オフ

    この設定によって、プラグインは必要なフォントの含まれるファミリー全体を有効化します。

    開いているフォントを閉じる:
    アプリケーションを終了したとき

    すべて オン

    この設定によって、プラグインは一時的に有効化したフォントをアプリケーションの終了時に無効化します。

    開いているフォントを閉じる:
    ドキュメントを閉じたとき

    Photoshop以外全て オフ

    この設定によって、プラグインは一時的に有効化したフォントをドキュメントを閉じたときに無効化します。

    プラグインの使用

    Font Senseメタデータを含むドキュメントを開くと、オートアクティベーションプラグインはメタデータを参照して必要なフォントを正確に判断して(選択したライブラリのフォントを)自動的に有効化します。以下のようなフォントが対象です:

    • テキストに適用されているフォント
    • アプリケーションの標準スタイルシートで指定されているフォント
    • マスターページのテキストに適用されているフォント(適用されていないマスターページも含む)

    プラグインとライブラリ

    オートアクティベーションプラグインは、全てのライブラリからフォントを有効化する(デフォルト)するように設定したり、1つのライブラリからフォントを有効化するように設定できます。

    特定のライブラリに含まれるフォントのみを使用してドキュメントを作成する必要がある場合(例えば、クライアントごとに使用できるフォントを別々のライブラリに保存しているような場合)は、そのライブラリだけを使用できます。

    ドキュメントを開いたときに、プラグインは選択したライブラリからそのドキュメントに必要なフォントを有効化します。

    消失フォントの警告が表示される場合は、別のライブラリが誤って選択されている可能性があります。その場合は、ライブラリを切り替えてドキュメントのフォントを再確認してください。

    ライブラリはいつでも変更できます。ドキュメントが開かれてフォントが有効化されていても問題ありません。

    ライブラリ設定を変更するには:

    • Adobe After Affectsでは、ウィンドウ > Extensisを選択してExtensisダイアログを表示します。ライブラリを選択してくださいメニューから、特定のライブラリを選択するかすべてのライブラリを選択します。
    • Adobe Illustrator、InDesign、およびInCopyでは、書式 > Suitcase Fusion > ライブラリを選択してくださいを選択して、特定のライブラリを選択するかすべてのライブラリを選択します。
    • Adobe Photoshopでは、ファイル > 自動処理 > Extensisを選択して、ライブラリを選択してくださいメニューから、ライブラリを選択します。

    ドキュメントに使用されているフォントの確認

    ドキュメントに使用されているフォントが全て有効化されているか確認するのに、文書内フォントの確認機能を使用できます。例えば、InDesignのスニペットをページ上にドラッグすると、それらのアイテムに使用されているフォントは有効化されていない可能性があります。また、過去に使用していないスタイルシートをテキストに適用した場合なども同様です。

    文書内のフォントを確認するには:

    • Adobe After Effectsでは、ウィンドウ > Extensisを選択して、文書内フォントの確認をクリックします。
    • Adobe Illustrator、InDesign、およびInCopyでは、書式 > Suitcase Fusion > 文書内フォントの確認を選択します。
    • Adobe Photoshopでは、ファイル > 自動処理 > Extensisを選択して、文書内フォントの確認をクリックします。

    開いているドキュメントのセットの作成

    Suitcase Fusionのオートアクティベーションプラグインは、ドキュメントセットを作成という機能をアプリケーションに追加します。この機能によって、現在開いているドキュメントやレイアウトの印刷用ページのテキストに適用されているフォントを全て含むセットを作成できます。

    例えば、InDesignで様々なフォントを使用して、20ページの新聞を作成したとします。将来的に同じフォントを使用して新しい号を作成する場合は、Suitcase Fusionにセットを作成して必要なフォントを追加しておくと便利ですが、それを手作業で行うのは面倒です。その代わりに、オートアクティベーションプラグインは自動的に必要なフォントを検出してセットを作成します。そのセットは、その時選択されているライブラリ内の使用可能なフォントから作成されます。

    ドキュメントセットを作成するには:

    1. ドキュメントを開いて、全てのフォントが使用可能になっていることを確認します。
    2. ライブラリを選択するには:
      • After Effectsでは、ウィンドウ > Extensisを選択して、ライブラリを選択してくださいメニューからライブラリを選択します。
      • Adobe Illustrator、InDesign、およびInCopyでは、書式 > Suitcase Fusion > ライブラリを選択してくださいを選択して、ライブラリを選択します。
      • Adobe Photoshopでは、ファイル > 自動処理 > Extensisを選択して、ライブラリを選択してくださいメニューからライブラリを選択します。
    3. セットを作成するには:
      • After Effectsでは、ウィンドウ > Extensisを選択して、ドキュメントセットを作成をクリックします。
      • Adobe Illustrator、InDesign、およびInCopyでは、書式 > Suitcase Fusion > ドキュメントセットを作成を選択します。
      • Adobe Photoshopでは、ファイル > 自動処理 > Extensisを選択して、ドキュメントセットを作成をクリックします。
    4. セット名を入力してOKボタンをクリックします。

    ドキュメントに使用されているフォントが変更された場合は、セットを再作成するか、新しいフォントを手作業でセットに追加する必要があります。

    アプリケーションからのフォントの収集

    完成したドキュメントを入稿する場合などに当たって、ドキュメントに使用されているフォントを収集して利用できます。

    出力用フォントを収集機能によって、現在開いているドキュメントやレイアウトの印刷用ページのテキストに適用されているフォントを全てコピーできます。

    1. ドキュメントを開くかレイアウトを選択して、全てのフォントが使用可能になっていることを確認します。
プラグインは消失フォントは収集できません。
    2. フォントを収集するには:
      • After Effectsでは、ウィンドウ > Extensisを選択して、出力用フォントを収集をクリックします。
      • Adobe Illustrator、InDesign、およびInCopyでは、書式 > Suitcase Fusion > 出力用フォントを収集を選択します。
      • Adobe Photoshopでは、ファイル > 自動処理 > Extensisを選択して、出力用フォントを収集をクリックします。
    3. 収集したフォントを保存する場所を選択して、フォルダ名を入力してから保存ボタンをクリックします。

    Suitcase Fusionは新規フォルダにフォントをコピーします。

    Suitcase Fusionからのドキュメントフォントの収集

    Suitcase Fusionのドキュメントトラッキング機能を使用している場合、ドキュメントを開くことなく、Suitcase Fusion内から直接トラッキングされたドキュメントで使用されているフォントを収集できます。

    ドキュメントで使用されているフォントを収集するには、ドキュメントを右クリックしてから、ショートカットメニューから出力のフォントを収集を選択します。

    詳細はドキュメントトラッキングをご確認ください。

    Suitcase Fusionは、1つのライセンスで(MacかWindowsかに関わらず)2つの環境まで同時に使用できます。インストールの回数に制限はありません。

    しかしながら、他人のコンピューターにインストールしたり、自分のライセンスを他人に使用させることはできません。
    組織的にフォントを共有する必要がある場合はTeamSyncを使用できますが、残念ながらフォントのライセンスの問題から日本向けには提供されていません。

    一方、TypeSyncを使用すると、2つの自分のコンピューター間でフォントライブラリを同期できます。

    TYPESYNCを有効にする

    TypeSyncを有効にするには、インターネット接続が必須です。
    指定したライブラリの同期を開始するには、ライブラリを右クリックして、ショートカットメニューからライブラリの同期を有効にするを選択します。

    注意:同期できるのはローカルライブラリのみです。システムライブラリ、Google フォントライブラリ、そしてAdobe Typekitライブラリは同期できません。

    同じライブラリを他のコンピュータで使用するには、他のコンピュータでSuitcase Fusionを起動して、元のコンピュータと同じExtensis アカウントでサインインします。 新たに同期したライブラリが表示されていない場合は、ファイル > フォントを同期を選択します。

    TYPESYNCを使用する

    TypeSyncは、フォントを同期するために安全なクラウドサーバーを使用します。

    同期したライブラリはローカルライブラリと同様に使用できます。フォントやセットの追加と削除、属性の編集、そしてフォントの収集などができます。1台のコンピュータで加えられた変更はすぐにクラウドに反映され、もう1台のコンピュータで自動的に同期されます。フォントの有効化/無効化は同期されません。

    Suitcase Fusionは同期ライブラリを15分ごとに更新します。早く更新したい場合は、ファイル > フォントを同期を選択します。

    複数のコンピューター間での同期

    Suitcase Fusionの使用許諾では、自分のコンピューターへのインストールは何度でも可能です。ただし、Suitcase Fusionを同時使用できるのは、2つのコンピューターまでです(MacとWindowsの組み合わせは自由です)。

    Suitcase Fusionの使用状況は、Suitcase Fusionへのログインによって確認されます。もし3つ目のコンピューターでログインしようとすると、既に2つのコンピューターで使用中という警告が表示されます。その場合は、別の1つのコンピューターで手動でログアウトするか、2つのコンピューターで自動でログアウトします。

    つまり、フォントライブラリの同期はいくつのコンピューター間でもできますが、同時に使用できるのは2つのコンピューターまでです。br Suitcase Fusionのこの機能は、ユーザーが個人的に使用することは許可されていますが、複数のユーザーでは使用できないことに注意してください。もし他のユーザーとフォントライブラリを共有する必要がある場合は、TeamSyncをご確認ください(日本向け未提供)。

    注意:多くのフォントは、ソフトウェアと同様に、インストールできるシステムの数などに制限があります。フォントの取り扱いについては、あくまでもフォントのライセンスに従ってください。フォントの共有とライセンスの監視にはUniversal Type Serverを使用できます(日本向け未提供)。

    TYPESYNCを無効にする

    ライブラリの同期を停止するには、同期を停止したいライブラリを右クリックしてライブラリの同期を無効にするを選択します。 それまでに同期したライブラリは、どちらのコンピュータからも削除されません。

    TYPESYNCをバックアップとして使用する

    コンピュータが起動できなくなった場合などに、TypeSyncライブラリをバックアップとして利用できます。ただし、同期したことのないフォントを復元することはできませんので、TypeSyncライブラリを唯一のバックアップにはしないでください。 通常のバックアップにはFont Vaultのアーカイブ機能を使用できます。Font Vaultのアーカイブをご確認ください。

     

    TYPESYNCかTEAMSYNCか

    TypeSyncは、2つのコンピューターを使用していて、常に同じフォントを使用可能な状態にしておきたいユーザーには理想的な機能です。 一方、TeamSyncは異なるプロジェクトや同じプロジェクトの異なる部分を複数のメンバーで作業するようなユーザー向けに設計されています。 TeamSyncは、ライブラリを作成してユーザーを管理するウェブベースのシステムです。

    TypeSyncは、Suitcase Fusionのライセンスを保有するユーザーには、自分のコンピューターでの個人的な使用であれば、無償の機能です。TeamSyncは、年間契約の必要なサービスです。
    TeamSyncの詳細については、チームでフォントを共有する:TeamSync(日本向け未提供)(英語)をご確認ください。

    TYPESYNCとTEAMSYNCを一緒に使用する

    TypeSyncとTeamSyncは同じExtensisアカウントで使用できます。フォントの共有がフォントのライセンス違反にならないか、あらかじめ確認してください。

    If you work on projects as part of a group, or manage a group working on creative projects, Suitcase TeamSync may fill your needs for font sharing and management.

    TeamSync is a subscription-based service for managing fonts for a group of users.

    Here’s how it works:

    • Purchase an annual subscription to TeamSync for members of your team.
 Subscriptions now include a License Administrator account at no additional cost.
 You can subscribe to TeamSync on the Extensis website: Suitcase TeamSync Pricing
    • When you subscribe to TeamSync, you become the License Administrator: the person who creates libraries and invites users to join the team.
・You can also assign Administrator duties to other team members.
    • You log in to the TeamSync Administration website, create libraries, invite users, and assign libraries to users.
Log in to the TeamSync administration website here: Suitcase TeamSync Administration
    • You and other team members that you designate can manage fonts in TeamSync libraries using Suitcase Fusion.
Download Suitcase Fusion from Suitcase Fusion 9 Support.
    • Team members use fonts in TeamSync libraries just as they do with their desktop fonts.
    • Team members do not need to purchase a copy of Suitcase Fusion; since you are paying for their subscription to TeamSync, they have access to all the features of Suitcase at no additional cost. (We consider this to be a very nice thing on your part, and we won’t forget it. In fact, we’ll remind you every year when your TeamSync subscription is about to expire.)