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8002/ネットワークリシェアを使ったDFSファイルへのアクセス

【対象製品名】 ExtremeZ-IP
【対象バージョン】 8.0
【対象カテゴリ】 機能

ExtremeZ-IP 8.0より前のバージョンでも、Macクライアントからいくつかの方法でDFS(Microsoft 分散ファイルシステム)へのAFPファイルアクセスをサポートしています。

一般的なExtremeZ-IP DFSサポートでは、ExtremeZ-IP Administratorの「Settings」ダイアログの「DFS」タブに1つ以上のDFS名前空間を追加しておく必要があります。また、以下のオプションの何れかの方法でMacクライアントをセットアップしておく必要があります。

– ExtremeZ-IP Zidget(ダッシュボードウィジット)
DFS名前空間を参照し、それらの特定のリソースをマウントするために使用します。
– ExtremeZ-IP DFSクライアントアプリケーション
DFSアプリケーションはFinder上でDFSボリュームをマウントすると共に、関連したDFS名前空間を参照するために使用します。
– 手動によるauto_masterオプションの編集
これは、DFSクライアントアプリケーションと同様の操作方法を提供します。この方法では、DFSクライアントアプリケーションをインストールしませんが、標準的なMac構成ファイルを編集する必要があります。

これらのオプションは全て、DFSへのアクセスを必要とする各Macクライアント上で行う必要があります。

ExtremeZ-IP 8.0のネットワークリシェア機能は、MacクライアントにDFSリソースへのアクセスを提供するために、追加のオプションが用意されています。ネットワークリシェア機能は、ネットワーク上の他のサーバーとNASデバイスに存在するフォルダを、ExtremeZ-IP AFPボリュームとして定義することができます。MacクライアントがリモートサーバーとNASシステム上のファイルにアクセスするために、ExtremeZ-IPはSMB/CIFSファイル共有プロトコルを利用しますが、Macクライアントは標準的なAFPファイル共有プロトコルを介してExtremeZ-IPに接続されます。

これによって、SMB/Windowsファイル共有のみアクセス可能だったリソースにアクセスしている間も、MacクライアントはAFPファイル共有のすべての利点を享受することができます。

【注意】
ExtremeZ-IP 8.0のネットワークリシェア機能は、ExtremeZ-IP エンタープライズライセンスプログラム(ELP)の年間サブスクリプションライセンスをご購入いただく必要があります。

DFS共有は、ExtremeZ-IPネットワークリシェアボリュームとして設定することができます。DFSターゲットの名前解決は単にSMBリシェアコミュニケーションレイヤーで処理されます。Macクライアントは標準的なAFPネットワークリシェアボリュームを介して、リシェアされたDFSリソースをシームレスにブラウズしてアクセスすることができます。Macクライアント側のソフトウェアやMac構成ファイルの編集は必要ありません。 Macクライアントでは、FinderでExtremeZ-IP AFPネットワークリシェアボリュームに接続して、すぐにDFS名前空間を参照することができます。

ネットワークリシェアについて詳しくは、ウェブページ「ExtremeZ-IP/ネットワークリシェアの設定」をご覧ください。

【制限事項】
DFSクライアントとしてのExtremeZ-IPサーバーの動作
ネットワークリシェアDFSボリュームを定義している場合は、ExtremeZ-IPがインストールされているWindows ServerがMacクライアントに代わって、DFS名前空間にあるリソースへのアクセスを行います。DFSの観点では、Windows Serverがクライアントとなり、MacクライアントからのDFSリソースへの直積的なアクセスは行いません。

すべてのネットワークリシェアの通信は、ExtremeZ-IPがインストールされているWindows Serverを介してルーティングされます。
ExtremeZ-IPがインストールされているWindows Serverによって、ネットワークリシェアはMacクライアントとDFS名前空間の間のすべてのコミュニケーションを処理します。これにより、DFSターゲットに直接アクセスしているMacクライアントと比較して、余計なネットワークホップを必要とします。そこで、可能な限り最高のパフォーマンスを得るために、利用可能な最速のNICを搭載したサーバーにExtremeZ-IPをインストールしてください。理想的には、他のサーバーやNAS、またはリシェアされているDFS名前空間との通信のために専用の1つ以上のNICを搭載しておくことをお勧めします。

ExtremeZ-IPネットワークリシェア機能とネットワークリシェアDFSボリュームの設定
ネットワークリシェアとネットワークリシェアDFSボリュームの設定手順について詳しくは、ウェブページ「ExtremeZ-IP ネットワークリシェアの設定」をご覧ください。