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Enfocus製品で処理したファイルをAdobe Acrobatで開くと「少なくとも1つの署名に問題があります。」とメッセージが表示される。
症状
Enfocus 製品を使って「CertifiedPDF」を作成します。そのファイルを Acrobat で開いたときに、「少なくとも1つの署名に問題があります。」とメッセージが表示されます。
原因
Enfocus 製品は「CertifiedPDF」を作成するときに、自動的に電子署名を追加します。この署名は、PDF ファイル内へプリフライト情報を埋め込むためのプリフライト標準の GWG Universal Proof の一部です。
この署名は、「自己署名証明書」を使用して作成されます。 Acrobat は、常に「自己署名証明書」を使用して作成された署名を信頼していないので、それは「少なくとも1つの署名に問題がある」というメッセージが表示されます。ファイルの内容に問題はありません、また問題なく使用することができます。
対策
1. Enfocus の証明書を含む「FDF ファイル」をインポートする。
- まず、FDF ファイルをダウンロードしてください。
FDF ファイルのダウンロードこちら
- ダウンロードしたファイルを解凍します。
- ファイルをダブルクリックすると Acrobat で開かれます。
- 「連絡先の信頼を設定…」ボタンをクリックします。
- 次に表示された「取り込む連絡先の選択」ウインドウの下部に表示されている「連絡先」一覧から「Preflight Ticket Signature」を選びます。
- 次に「証明書」一覧から「Preflight Ticket Signature」を選び「信頼…」ボタンをクリックします。
- 次に表示された「連絡先設定を取り込み」ウインドウにある「この証明書を信頼済みのルートとして使用」チェックボックスをチェックして「OK」ボタンをクリックします。
- 次に「証明書」一覧から「Certified PDF 2 Signature」を選び「信頼…」ボタンをクリックします。
- 次に表示された「連絡先設定を取り込み」ウインドウにある「この証明書を信頼済みのルートとして使用」チェックボックスをチェックして「OK」ボタンをクリックします。
- 最後に、「取り込む連絡先の選択」ウインドウの下部にある「取り込み」ボタンをクリックします。
- 正しく取り込みが成功した場合、「取り込みの終了」ウインドウが表示されます。その「取り込みの終了」ウインドウにある「OK」ボタンをクリックして閉じます。
- 「データ交換ファイルー連絡先を取り込み」ウインドウの下部にある「閉じる」ボタンをクリックして閉じます。
2. PDFファイルから署名を作成する
- 「1.」を行った後に、Adobe Acrobat を再起動してから「少なくとも1つの署名に問題があります。」とメッセージが表示されていた PDF ファイルを開くと、メッセージが変わり「署名済みであり、すべての署名が有効です。」と表示されます。
- 「署名済みであり、すべての署名が有効です。」と表示されているメッセージの右側にある「署名パネル」ボタンをクリックします。
- 署名パネルにある署名を右クリックして「署名のプロパティを表示…」メニューを選びます。
- 表示された「署名のプロパティ」ウインドウにある「署名者の証明書を表示…」ボタンをクリックします。
- 表示された「証明書ビューア」ウインドウで「選択した証明書パスは有効です。」と表示されていれば作業は完了です。「OK」ボタンをクリックし「証明書ビューア」ウインドウを閉じます。