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新機能

アップグレード時のバックアップについて

アップグレード後、初めてSwitchを起動する前に「Switchアプリケーションデータルート」をバックアップすることを強くお勧めします。「Switchアプリケーションデータルート」のバックアップに使用する「ApplicationDataRootTool」は、アプリケーションフォルダ内にあります。

今回コンフィグレータに加えられた変更(appへの変換とEnfocus Appstoreからの提供)により、一度新バージョンで読み込まれたフローを旧バージョンでそのまま使用することはできなくなります。もしアップグレード後にSwitchをダウングレードしたい場合は、コンフィグレータを再設定するか、「Switchアプリケーションデータルート」のバックアップを復元する必要があります。

コンフィグレータがappとしてEnfocus Appstoreから提供されます

2016年にリリースされたEnfocus Appstoreは、サードパーティのソフトウェアとの統合や、特定のタスクやクエリの実行を可能にする様々なappを提供することによって、Switchに多くの新機能をもたらしてきました。appを使用することで、ユーザーはSwitchのコアソリューションの強力なネイティブ機能をさらに超えることができます。

Enfocus Appstoreのもう1つの利点は、app開発者がSwitchのリリースを待たずに新しいappをリリースしたり、既存のappを改修したりできることです。Switchのユーザーは、appの新バージョンが利用可能になるとSwitchで通知を受け取ることができます。appを特定のバージョンにアップグレードするかダウングレードするかを任意に決めることができ、選択されたバージョンがSwitchに自動的にインストールされます。

これまでコンフィグレータはEnfocus Appstoreには存在せず、顧客やソリューションパートナーに混乱を招いていました。また、コンフィグレータの新バージョンのリリースについてユーザーに通知するのは簡単ではなく、ユーザーがコンフィグレータをインストールするにはEnfocus Pack Managerを使用する必要がありました。

また、ソリューションパートナーは、コンフィグレータのメンテナンスや新機能の追加などを、バグフィックスも含めて自社のタイミングで行うことができませんでした。

そのため、Enfocusまたはソリューションパートナーが開発したコンフィグレータをEnfocus Appstoreに移行することにしました。今回のリリースでほとんどのコンフィグレータがEnfocus Appstoreに移行されます。これにより、Enfocusおよびソリューションパートナーは、Switchの次期バージョンを待たずにコンフィグレータapp(コンフィグレータのappバージョン)の変更や改善をより迅速かつ簡単に行うことができます。

現在利用可能な無償appと同様に、コンフィグレータappは通常のSwitchコアエンジンとコンフィグレータモジュールおよびそれらの有効な年間サポート契約(もしくはそれらに相当する製品)をお持ちのお客様に無償で提供されます。

なお、PitStop Serverのみをお持ちのお客様はSwitchを購入しない限りコンフィグレータappを使用することはできません。コンフィグレータappを使用したいお客様はソフトウェア・トゥーにご相談ください。

インストールについて

Switch 2023 Fallのインストールが完了すると、下の表で「対応」と記載されているコンフィグレータについては、フローデザイナーの起動後にEnfocus Appstoreから全て自動的にダウンロードおよびインストールされます。それにより、既存のコンフィグレータが同じバージョンのコンフィグレータappに全て置換されます。アップグレードの場合、置換後のコンフィグレータappのバージョンはSwitch 2022 Fallで使用されていたコンフィグレータと同じであり、新機能は追加されません。

Switch 2023 Fallへのアップグレード後に、フローエレメントペインの「アプリ」カテゴリーに新しいアプリが突然表示されるかもしれません。これは、SwitchがAppstoreに接続してインストール済みの全てのエレメントを置換するためです。コンフィグレータモジュールを持っていなくて非表示だったエレメントも置換の対象になります。

注意:コンフィグレータappをインストールするにはSwitchからEnfocus IDを使用してEnfocus Appstoreにサインインする必要があります。サインインしないとコンフィグレータおよびコンフィグレータappを使用できなくなります。

移行対象のコンフィグレータ

コンフィグレータがSwitchに登場してから15年以上経過していますが、この間にいくつかのコンフィグレータが廃止されたり、残念ながら一部のソリューションパートナーがサポート終了を決定しています。

下の表では、どのコンフィグレータが既に移行済みか、今後移行される予定か、またSwitch 2023 Fallのリリース時に使用できなくなるかを確認できます。

Onyx Switch Connectは有償appになる予定です。そのため、このappは自動的にはインストールされません。Enfocus Appstoreから手動で入手する必要があります。まずは体験デモ版をインストールして、全ての設定が完了したらappを購入することもできます。Enfocus Appstoreからappを入手すると、コンフィグレータのプロパティを維持した形で置換できます。
AccuZipとVIESUSはまだEnfocus Appstoreからは利用できませんが、どちらのソリューションパートナーもできるだけ早くコンフィグレータappをリリースできるように尽力しています。もしこれらのコンフィグレータを使用する場合は、Enfocus Appstoreから利用可能になってからSwitchをアップグレードすることをお勧めします。

ソリューションパートナーコンフィグレータ名状態
AccuZipAccuZip近日
Alwan Color ExpertiseAlwan ColorHub対応
ApagoApago PDFspy対応
AprooveAproove終了
axaioaxaio MadeToPrint InDesign Server対応
axaioaxaio MadeToPrint Illustrator対応
axaioaxaio MadeToPrint InDesign対応
axaioaxaio MadeToPrint QuarkXPress対応
CalderaCaldera Nexio Collect対応
CalderaCaldera Nexio Submit対応
callas software GmbHcallas pdfaPilot 3終了
callas software GmbHcallas pdfToolbox Actions対応
callas software GmbHcallas pdfToolbox Compare対応
callas software GmbHcallas pdfToolbox ConvertColors対応
callas software GmbHcallas pdfToolbox Impose対応
callas software GmbHcallas pdfToolbox Profiles対応
CHILI PublishCHILI Publisher終了
CHILI PublishCHILI Publisher Online対応
ColorLogicColorLogic ProfileTagger終了
ColorLogicColorLogic ZePrA対応
Dynagraminpo2終了
EFIEFI Fiery XF終了
ElpicalElpical Claro終了
ElpicalElpical Claro Premedia Server終了
EnfocusAdobe Acrobat Professional対応
EnfocusAdobe Acrobat Distiller対応
EnfocusAdobe Illustrator対応
EnfocusAdobe InDesign対応
EnfocusAdobe InDesign Server対応
EnfocusAdobe Photoshop対応
EnfocusApple Automator対応
EnfocusCorelDRAW対応
EnfocusMicrosoft Excel(Windows)対応
EnfocusMicrosoft PowerPoint(Windows)対応
EnfocusMicrosoft Word(Mac)対応
EnfocusMicrosoft Word(Windows)対応
EnfocusQuarkXPress終了
EnfocusSaxonica Saxon対応
EnfocusStuffIt Deluxe終了
GMG ColorGMG ColorServer対応
HPHP SmartStream Production Center JDF Control対応
HPHP SmartStream Designer VDP対応
HPHP Digital Front End JDF Control対応
HPHP PageWide Web Press JDF Control終了
HPHP SmartStream Designer Ganging対応
HPHP SmartStream Designer Imposition対応
ICS ColorICS RD Report終了
ICS ColorICS RD Submit終了
Imaging SolutionsVIESUS近日
Meadows Publishing SolutionsAccurioPro VDP終了
Meadows Publishing SolutionsDesignMerge Pro対応
Onyx GraphicsONYX対応
Perfect ColoursProofMaster終了
Quite SoftwareQuite Hot Imposing対応
RTI-RIPSRTI Harlequin RIP-Kit終了
tiliatilia Phoenix終了
Twixl mediaConvert to Twixl Web Reader終了
Twixl mediaUpload to Twixl Distribution Platform終了
Ultimate TechnoGraphics Inc.Impostrip On Demand(legacy)終了
Ultimate TechnoGraphics Inc.Ultimate Impostrip対応
WoodWingWoodWing Enterprise Download対応
WoodWingWoodWing Enterprise Upload対応

マニュアル

コンフィグレータがappとして提供されるため、コンフィグレータのコンテキストメニューにある「ドキュメント」オプションから機能説明を見ることができなくなりました。

その代わり、他のappと同様マニュアルやその他のリソースを含む独自のappページがあります。フローエレメントペインでコンフィグレータappを右クリックして「アプリの詳細」を選択すると、Enfocus Appstoreのappページに移動して、マニュアルやその他の詳細情報を確認できます。

アプリの手動割り当て

上の表でコンフィグレータが「終了」と記載されていないにも関わらず、何らかの理由でアップグレード時にコンフィグレータが自動的に置換されない場合は、Enfocus Appstoreでコンフィグレータappを手動でSwitchに割り当てることができます。

そうすると、コンフィグレータappによって古いコンフィグレータが自動的に置換されます。

旧バージョンのフローのインポート

旧バージョンのSwitchからコンフィグレータを使用したフローをインポートすることは可能ですが、旧バージョンのSwitchにコンフィグレータがインストールされており、現在のSwitchでコンフィグレータappが利用可能な場合に限られます。その場合、古いコンフィグレータは自動的に更新されます。

ただし、インポートされたフローに上の表で「終了」と記載されたコンフィグレータが含まれている場合、このフローをSwitch 2023 Fallで使用することはできません。

コンフィグレータappのアップグレードまたは
ダウングレード

コンフィグレータappがSwitchにインストールされると、My EnfocusのMy Switchページからそれをアップグレードまたはダウングレードできます。

My Switchページには現在Switchにインストールされているappの概要が表示され、利用可能な場合は特定のappを更新することもできます。appを更新するには「バージョンの変更」をクリックして使用したいバージョンを選択します。

デフォルトエレメントの利便性の向上

Switch 2022 Springのリリースで「デフォルトエレメントapp」が導入された際、それらはAppstoreサービスからライセンスを取得するように設定されていました。また、それらのライセンスには30日間の有効期間がありました。つまり、Switchは少なくとも月に1回はインターネットに接続してappのライセンスを更新する必要がありました。

これらの「デフォルトエレメントapp」はSwitchのコア機能であるため、Appstoreに接続できないSwitchでも使用できるべきだと判断して、全ての「デフォルトエレメントapp」の有効期間を30日間から10年間に変更しました。この10年間にSwitchがAppstoreに接続した場合、有効期限はそこから10年間延長されます。

Node.jsバージョン18のサポート

スクリプト作成者がNode.js LTSバージョン18.16.0で利用可能な最新機能とバグフィックスを利用できるようになりました。

OpenSSLが最新バージョンにアップグレード

Switchは現在OpenSSL 1.1.1を使用しており、この最新LTSバージョンに含まれる全てのバグ/セキュリティ修正と改善を利用します。

app動作環境

我々はapp開発者に最新のNPMパッケージを使用するように勧めてきました。これはNode.jsのアップグレードで問題が発生することを回避するためです。Mail with OAuth 2.0には既知の問題があるため、このappを使用中の場合はappのバージョンを5.0に変更してください。

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