Suitcase Fusion 9 Hep

自分のアカウント内でフォントを同期する:TYPESYNC

Suitcase Fusionは、1つのライセンスで(MacかWindowsかに関わらず)2つの環境まで同時に使用できます。インストールの回数に制限はありません。

しかしながら、他人のコンピューターにインストールしたり、自分のライセンスを他人に使用させることはできません。
組織的にフォントを共有する必要がある場合はTeamSyncを使用できますが、残念ながらフォントのライセンスの問題から日本向けには提供されていません。

一方、TypeSyncを使用すると、2つの自分のコンピューター間でフォントライブラリを同期できます。

TYPESYNCを有効にする

TypeSyncを有効にするには、インターネット接続が必須です。
指定したライブラリの同期を開始するには、ライブラリを右クリックして、ショートカットメニューからライブラリの同期を有効にするを選択します。

注意:同期できるのはローカルライブラリのみです。システムライブラリ、Google フォントライブラリ、そしてAdobe Typekitライブラリは同期できません。

同じライブラリを他のコンピュータで使用するには、他のコンピュータでSuitcase Fusionを起動して、元のコンピュータと同じExtensis アカウントでサインインします。 新たに同期したライブラリが表示されていない場合は、ファイル > フォントを同期を選択します。

TYPESYNCを使用する

TypeSyncは、フォントを同期するために安全なクラウドサーバーを使用します。

同期したライブラリはローカルライブラリと同様に使用できます。フォントやセットの追加と削除、属性の編集、そしてフォントの収集などができます。1台のコンピュータで加えられた変更はすぐにクラウドに反映され、もう1台のコンピュータで自動的に同期されます。フォントの有効化/無効化は同期されません。

Suitcase Fusionは同期ライブラリを15分ごとに更新します。早く更新したい場合は、ファイル > フォントを同期を選択します。

複数のコンピューター間での同期

Suitcase Fusionの使用許諾では、自分のコンピューターへのインストールは何度でも可能です。ただし、Suitcase Fusionを同時使用できるのは、2つのコンピューターまでです(MacとWindowsの組み合わせは自由です)。

Suitcase Fusionの使用状況は、Suitcase Fusionへのログインによって確認されます。もし3つ目のコンピューターでログインしようとすると、既に2つのコンピューターで使用中という警告が表示されます。その場合は、別の1つのコンピューターで手動でログアウトするか、2つのコンピューターで自動でログアウトします。

つまり、フォントライブラリの同期はいくつのコンピューター間でもできますが、同時に使用できるのは2つのコンピューターまでです。br Suitcase Fusionのこの機能は、ユーザーが個人的に使用することは許可されていますが、複数のユーザーでは使用できないことに注意してください。もし他のユーザーとフォントライブラリを共有する必要がある場合は、TeamSyncをご確認ください(日本向け未提供)。

注意:多くのフォントは、ソフトウェアと同様に、インストールできるシステムの数などに制限があります。フォントの取り扱いについては、あくまでもフォントのライセンスに従ってください。フォントの共有とライセンスの監視にはUniversal Type Serverを使用できます(日本向け未提供)。

TYPESYNCを無効にする

ライブラリの同期を停止するには、同期を停止したいライブラリを右クリックしてライブラリの同期を無効にするを選択します。 それまでに同期したライブラリは、どちらのコンピュータからも削除されません。

TYPESYNCをバックアップとして使用する

コンピュータが起動できなくなった場合などに、TypeSyncライブラリをバックアップとして利用できます。ただし、同期したことのないフォントを復元することはできませんので、TypeSyncライブラリを唯一のバックアップにはしないでください。 通常のバックアップにはFont Vaultのアーカイブ機能を使用できます。Font Vaultのアーカイブをご確認ください。

 

TYPESYNCかTEAMSYNCか

TypeSyncは、2つのコンピューターを使用していて、常に同じフォントを使用可能な状態にしておきたいユーザーには理想的な機能です。 一方、TeamSyncは異なるプロジェクトや同じプロジェクトの異なる部分を複数のメンバーで作業するようなユーザー向けに設計されています。 TeamSyncは、ライブラリを作成してユーザーを管理するウェブベースのシステムです。

TypeSyncは、Suitcase Fusionのライセンスを保有するユーザーには、自分のコンピューターでの個人的な使用であれば、無償の機能です。TeamSyncは、年間契約の必要なサービスです。
TeamSyncの詳細については、チームでフォントを共有する:TeamSync(日本向け未提供)(英語)をご確認ください。

TYPESYNCとTEAMSYNCを一緒に使用する

TypeSyncとTeamSyncは同じExtensisアカウントで使用できます。フォントの共有がフォントのライセンス違反にならないか、あらかじめ確認してください。