Star Proof Version 7 主な機能
- 対応入力データフォーマット
- フロントエンドから生成されるRIP済み高解像度1bit TIFF(各種圧縮フォーマットをサポート)
- DCS
- CMYK TIFF(32bit TIFF)
- Gray TIFF
- CT
- Delta List 他
- 外校用高精細出力・検版用高速出力を選択
- ブループリントシミュレーション(トラップ確認)
- 二色刷り印刷シミュレーション
- 高度な特色版への対応
- 紙下色のシミュレーション
- プロセスCMYK、特色版の刷順シミュレーション
- 墨版保持
- ドットゲイン補正(カラーコントロール)
- 画像回転
- ホットフォルダを利用した自動処理
- 自動大張り出力(コピー・ギャングアップ)
- 自動分版出力機能
- インバートセパレーション機能
- プリンタのカラーキャリブレーション機能
インクジェットプルーフによる網点再現
Star Proofは、 CTPシステムのフロントエンドから生成される高解像度1bit TIFFファイルからインクジェットプリンタへの出力用データを高速に生成、出力制御を行うソフトウェアです。
macOSで稼動するこのソフトウェアは、独自のアルゴリズムにより網点、線数、角度を保持したプルーフをROOM(RIP Once Output Many)で実現。これにより、絵柄の調子やスキャンモアレの確認等、ハイエンドDDCPにせまる高品質なインクジェットプルーフ出力を行うことが可能です。
ドットゲインによる色補正
Star Proofは従来のインクジェットプルーファで採用されているICCプロファイルの運用によるカラーマネージメントではなく、印刷のCMYKベタ濃度をベースにした独自のドットゲインコントロールによる色補正方式を採用しており、従来の印刷・プリプレスのカラーマッチング手法を踏襲しています。
これにより、印刷現場のオペレータの方がストレスなく自社の色をStar Proofで再現することができます。特にグレーバランスやシャドー部のディテールなど、従来のICCプロファイルの運用によるインクジェットプルーファでは調整ができなかった要素のコントロールを可能にしています。
プレスシミュレーションによる製版処理確認
分解済みの1bit TIFFファイルを合成することにより、高精度のプレスシミュレーションが可能です。ノセ、ヌキの確認はもちろん墨版のオーバープリントは、K100%の濃度コントロールにより下絵の確認が容易に行えるよう、設定する事が可能です。
また、一般的なICCプロファイルの運用によるインクジェットプルーフで起る文字や罫線の太りがなく、より正確に墨一色でシミュレーションされたプルーフをプリントします。もちろん、特色版の設定をすることも可能で2色のチラシやスポットカラーのシミュレーションのみにとどまらず、不透明インクの透過度の設定や各印刷インキの刷順を反映したプルーフシミュレーションを実現することが可能となります。
ランニングコスト
Star Proofは、 従来のインクジェットプルーフのコストで、DDCPにせまる高信頼、高品質な網点プルーフを実現します。目的に合わせて運用設定を行うことで、外校品質で菊半裁約4枚/時間、内校品質で菊半裁8枚/時間以上の処理スピードを実現します。あわせてホットフォルダの運用フローを実施することで、夜間自動出力など高い生産性を求められる場合にも柔軟に対応することができます。
また出力サイズに応じて、コピーやギャングアップ出力の設定を行うことで、一層の処理時間短縮や用紙の節約を実現することが可能です。
アドバンテージ
印刷に使用する最終データを基に高速演算処理します。推奨メディアを利用することでプルーフ出力は印刷見本として利用することが可能です。ハイエンドDDCPに比べ、導入コスト、ランニングコスト、維持管理コストを大幅に改善することが可能です。