プルーフを校正する

概要

プルーフの校正を始めるのはEメール通知の”プルーフを開く”ボタンをクリックするぐらい簡単です。クリックするとプルーフを直接ブラウザのProofHQビューアーで開きます。新しい改善されたProofHQビューアーでは、校正者が効率よくプルーフにアクセス、確認、コメント、校正判断ができる機能がより直感的かつ簡単に使えるようになりました。

Eメールや印刷出力による従来の校正方法に比べ、コメントの追加や校正判断をProofHQビューアーで行うことにより校正プロセスが格段に迅速でスムーズになります。

複数の校正者で複数のプルーフバージョンを扱う際にはProofHQビューアーの便利さを実感できると思います。

以下は、ProofHQビューアーのユーザーインターフェイスの説明と、コメントの追加や校正判断、バージョンの比較など主な機能の操作手順です。

ProofHQビューアーは以下を含みます:

ProofHQビューアーのインターフェイス

  • プルーフ画像
  • プルーフ名
  • コメントを追加ボタンと校正判断ボタン
  • プルーフの比較
  • コメント数
  • コメントの表示切り替え
  • 校正者のイニシャル (四角のイニシャルにカーソルを乗せると名前が表示されます)
  • プルーフを同時に校正している他の校正者のイニシャル
  • コメントのフィルタリングメニュー
  • ズームツール
  • 手のひらモード
  • プルーフの表示切り替え
  • メジャーツール
  • ページナビゲーション
  • サイドバーの拡張
  • サイドバーアイコン
  • バージョンのナビゲーション

コメントの追加

コメント

プルーフへのコメントやコメントに対する返信が簡単にできます。そのコメントや返信は、ほぼリアルタイムにプルーフに表示されます。

プルーフビューアーのサイドバーのコメントリストはプルーフに追加されたすべての校正者が利用できます。

サイドバーのコメントをクリックするか、コメントボックスの矢印をクリックして簡単にコメント間を行き来できます。

様々な方法でコメントの追加を始められます:

  • コメントを追加ボタン をクリックします。

コメントの追加

  • プルーフ表示エリアでダブルクリック。
  • プルーフの上でクリックして、コンテキストメニューからコメントを追加を選択。
  • キーボードショートカット Ctrl + Alt + N を使用。

コメントボックスの保存ボタンをクリックするか、またはショートカットキーCtrl + Alt + Enterを使ってコメントを保存します。(左下の?アイコンからキーボードショートカットを開くことができます)

ショートカットキー

Mac OS 環境では Alt キーを Option キーに置き換えて利用してください。
より詳しい説明はヘルプページのコメントを参照してください。

マークアップ

コメントで何を説明しているか明確にするためマークアップツールでプルーフに描画ができます。以下が、プルーフで使用できるツールです:

  • 四角形(ボックスを描画します。)
  • フリーハンド(フリーハンドの線を描画します。)
  • 線 (直線を描画します)
  • 折れ線 (折れ線、または多角形を描画できます。)
  • 矢印 (矢印を描画します。)
  • ハイライト (テキストをハイライトまたはプルーフのエリアに色をつけます。)
  • マスク (マスクを描画します。)

さらに以下を選択できます:

  • カラー(選択中の描画色を設定します。)
  • 太さ(線の太さを設定します。)

マークアップを削除するにはマウスをその上に置き アイコンをクリックします。

キーボードショートカットも使用できます:

  • 最後の操作を取り消す – Ctrl + Z
  • 最後の操作をやり直す – Ctrl + Y
  • マークアップのコピー – Ctrl + Alt + C
  • マークアップのカット – Ctrl + Alt + X
  • マークアップの貼り付け – Ctrl + Alt + V
  • マークアップの複製 – Ctrl + Alt + D

テキスト選択

テキスト選択ツールを使って簡単にプルーフのテキストを校正できます。ファイルからテキストを抽出するとマークアップバーでテキスト選択ツールが有効になります。

テキスト選択ツール

注意: PDF、 MS Office、 PSD、AIファイルからテキストを抽出できます。ファイル内のフォントがアウトライン化(ラスタライズ化)されている場合は抽出されません。

テキスト注釈に関する詳しい説明はコメントについてのヘルプページを参照ください。

校正判断

プルーフの承認者および著者、進行管理者は、校正判断 をクリックして校正判断をおこなうことができます。

校正判断

注意: 校正判断のカスタマイズと理由入力機能はエンタープライズプランとアンリミテッドプランで利用できます。

校正判断についての詳細は校正判断のヘルプページを参照ください。

ズームとナビゲーションツール

ズーム

プルーフ画像をクリックして拡大できます。拡大したい範囲をクリック&ドラッグで指定して拡大することもできます。後者の方法では、指定した範囲が小さければ小さいほどより拡大されます。

プルーフを開いたら:

  • プルーフビューアーに収まるようであれば、100%で表示します。
  • プルーフが大きい場合は、プルーフビューアーに収まるように50%まで縮小します。

コメントの表示:

  • 画像は自動でズームしません。
  • 現在のズームレベルでマークアップが収まる場合、縮小はしません。
  • マークアップは現在のズームレベルに収まるが表示内に収まらない場合、マークアップを表示するためにプルーフ画像が自動的に移動します。

サイドバー

サイドバー内にプルーフの詳細を含むいくつかのセクションにグループ化された多くの便利なオプションと設定があります。

  • ダッシュボード – アカウントのダッシュボードに直接移動します(ProofHQユーザーのみ表示)
  • プルーフの詳細に移動
  • フォルダ (プルーフがフォルダの中にある場合に表示)
  • 新規アイテムを作成
  • ワークフロー
  • 詳細
  • 共有
  • Eメール通知
  • ダウンロード
  • コメントを印刷
  • ロック
  • 削除
  • 設定
  • ヘルプ

サイドバー

注意: サイドバーのいくつかのアイコンは各プルーフで必要な権限が割り当てられているProofHQユーザーにのみ表示されます。それぞれのパネルの説明は以下の通りです。

ダッシュボード

このアイコンはProofHQ ユーザーのみに表示されます。家のアイコンをクリックすると自分のProofHQのダッシュボードへ移動します。

フォルダ

フォルダアイコンをクリックするとフォルダにプルーフが入っているときのみ表示されます。アイコンをクリックすると同じフォルダから校正者と共有しているすべてのプルーフとファイルのリストがあるパネルが開きます。

フォルダブラウザ

フォルダパネルは以下を含みます:

  • フォルダ名
  • 2種類のフォルダの表示が利用可能です。
  • サムネールと詳細を表示
  • サムネールだけ
  • プルーフの進行状況
  • プルーフの校正判断
  • コメントのカウンター
  • プルーフのオーナー

プルーフをひとつ開くには、単にそれをクリックするだけです。パネルを閉じるためには、閉じるボタン をクリック、またはサイドバーのフォルダアイコンをクリックします。

新規アイテムを作成 新規アイテムを作成

このアイコンはアカウントで新規アイテムを作成することができるProofHQユーザーのみに表示されます。パネル内に表示される各オプションはアカウントでユーザーに設定されたプロファイルによって異なります。

新規アイテムを作成パネル

新規アイテムの作成オプションでは以下の作成が可能です:

  • 新規プルーフ
  • 新規ファイル
  • コピー
  • 新規バージョン
  • 新規グループ
  • 新規コンタクト
  • 新規フォルダ

新規アイテムの作成 ワークフロー

このセクションはプルーフの詳細ページやEメール通知に関するプルーフ全体のワークフローを表示します。このパネルはユーザーもゲストも含むすべてのメンバーに表示されます。

ワークフロー

ここでは以下の項目が利用できます:

  • プルーフ全体の進行状況
  • それぞれのステージの進行状況
  • ステージの締め切り
  • 校正者リスト
  • プルーフのコメント数と返信数
  • 各校正者の進行状況
  • 各校正者の校正判
  • 校正者のプルーフの役割
  • 校正者のEメールアラート

詳細 詳細

詳細

このパネルではProofHQユーザーとゲストユーザーはプルーフのすべての詳細が確認できます:

  • プルーフ名
  • プルーフのバージョン情報
  • 実際のプルーフプレビュー
  • プルーフの詳細
  • その他の共有オプション – ここではクリップボードにリンク をコピーできます。
  • カスタムフィールド – 作成して有効にしたカスタムフィールドが表示されます。
  • アクティビティ – アクティビティログを確認できます。

いくつかのファイルを結合した場合は、 アイコン をクリックするとポップアップにファイルリストが表示されます。

共有 共有

共有パネルは他のユーザーとプルーフを共有したりメッセージを送ることのできるオプションを含んでいます。

注意:これらのオプションはプルーフの権限によって利用できるものが異なります。

共有パネル

共有パネルのオプションは以下を含みます:

  • メッセージ
  • 共有
  • リンクを送信
  • リンクを取得

Eメール通知 Eメール通知

Eメール通知パネルはすべての校正者に表示され、Eメール通知設定と変更ができます。 それぞれのEメール通知設定のオプションについてはヘルプページを参照してください。

Eメール通知パネル

ダウンロード ダウンロード

アップロードしたプルーフの元データをダウンロードすることができます。

プリント コメントを印刷

プルーフの詳細情報やコメントを印刷することができます。

ロック ロック

プルーフをロックすることができます。

削除 削除

プルーフを削除することができます。

設定 設定

このパネルではプルーフとProofHQビューアーの個人的な設定を変更できます:

  • プルーフで何のエレメントを確認したいか決めます。
  • マークアップを表示
  • ピンを表示
  • すべてを表示
  • 表示なし
  • ウィンドウの設定をします。
  • ナビゲーターを表示
  • ヒントを表示

設定パネル

ヘルプ ヘルプ

このパネルでは校正プロセスで役立つリソースへのリンクがあります:

  • ショートカット (キーボードショートカットShift + ?でも表示できます)
  • ツアー ProofHQビューアーの基本的な使い方の説明を表示します
  • ブログ
  • ナレッジベース

ヘルプパネル

注意: ProofHQビューアーはサイドバーの設定を記憶しています。サイドバーを隠してブラウザを閉じる場合は、次回サイドバーが隠れたままのビューアーでプルーフが開きます。同様に、サイドバーを開くことを選択した場合は、その設定を記憶します。

プルーフの比較

比較機能は同じプルーフの2つのバージョンを比較したり(同じフォルダ内の)まったく別の2つのプルーフを並べて比較できるとてもパワフルなツールです。比較するインターフェイスを開くにはビューアーの比較ボタンをクリックします(「概要」のスクリーンショットの を参照)。自動比較ボタンをクリックすると自動でプルーフ間の違いを比較することができます。

比較モード

比較モード使用中に使える機能:

  • バーション間の切り替え
  • 2つの比較モードから選択:
  • 並べて比較
  • オーバーレイで比較
  • 自動比較 – これはピクセルレベルで比較し違いがある箇所は赤でハイライトされます。左側のプルーフは右側のプルーフと比較され、左側のプルーフに差異が赤で表示されます。
  • 同期ナビゲーションのロック/ロック解除
  • 比較モードを閉じる

比較モードはたくさんの重要な機能があります。

  • 同じプルーフの2つの異なるバージョンを比較したい場合:
  • バージョンは並列で同じズームレベルと同じページポジションで表示されます。
  • 新しいバージョンは左側に、古いバージョンは右側に表示されます。
  • 右側に最初のコメントの表示と一緒に古いバージョンが開きます。新しいバージョンでコメントされたことをチェックするのが簡単になります。
  • 古いバージョンでコメントからコメントへ移動すると、新しいバージョンでも同時にシンクロして移動します。
  • 分割されたスクリーンのそれぞれの上部のバージョン番号をクリックすると、どのバージョンを比較したいか選択できます。
  • 自動比較ボタンをクリックするとプルーフ間の差異を自動で比較することができます。
  • オーバーレイ比較 を使用し、1つのバージョンを別のバージョンの上に配置し、区切り を横に動かして変更をトレースすることができます。
  • 同じフォルダ内に複数のプルーフがある場合やそのフォルダ内の2つの異なるプルーフを比較したい場合:
  • 分割されたスクリーンのそれぞれのフォルダアイコンをクリックしプルーフを選択すると、比較したいフォルダ内のどのプルーフでも選択できます。
  • そのページに同じズームレベルと同じポジションでプルーフは横に並んで表示されます。
  • 一方のプルーフでコメントからコメントへ移動すると別のプルーフでも同時に移動します。
  • 自動比較ボタンをクリックするとプルーフ間の差異を自動で比較することができます。
  • 同期ナビゲーションをロックするとナビゲーション、ズーム、手のひらツール、がどちらのバージョンでも一緒に動きます。
  • 同期を解除または再度同期することができます。これは、バージョンやプルーフが違うページ割りの場合に便利です。

注意: 比較モードは静的なプルーフとAVプルーフのみで利用できます。

電子署名(エンタープライズプランのみ)

電子署名はプルーフのセキュリティを高めるだけでなく、最も重要なのは企業が業界標準(例えばTitle 21CFR Part 11)に準拠することができることです。

この設定は強制にすることもしないこともアカウントレベルでできます。初期設定でこの設定を必須にする場合、この機能は自身のアカウントで作成されたすべてのプルーフで有効になり、プルーフレベルではこの機能をオフにすることはできません。この設定を初期設定で必須にしない場合は、プルーフレベルでオン/オフの設定ができます。

アカウント設定は、設定タブを参照してください。

電子署名設定がプルーフで有効の場合、校正者が校正判断をした後に電子署名ポップアップが表示され詳細を入力するか聞いてきます。ポップアップは設定されたデフォルトのメッセージを表示し、校正者がEメールアドレスとパスワードを入力するように要求します。

電子署名パネル

アカウント設定でシングルサインオンが有効ならば、校正者は電子署名ポップアップからシングルサインオンページにリダイレクトされ、ProofHQログイン証明の入力ではなくシングルサインオン詳細でサインインするように要求されます。

キーボードショートカット

ProofHQのビューアーでは、以下のショートカットが利用できます:

  • 新規コメントの追加 – Ctrl + Alt + N
  • コメントの保存 – Ctrl + Alt + Enter

マークアップ

  • 最後の操作を取り消す – Ctrl + Z
  • 最後の操作をやり直す – Ctrl + Y
  • マークアップのコピー – Ctrl + Alt + C
  • マークアップのカット – Ctrl + Alt + X
  • マークアップのペースト- Ctrl + Alt + V
  • マークアップの複製 – Ctrl + Alt + D

テキスト選択 (文字として抽出されたフォントがあるプルーフのみ)

  • テキストを太字にする – Ctrl + B
  • テキストをイタリックにする – Ctrl + I
  • テキストに下線を引く – Ctrl + U

一般のショートカット

  • 拡大/縮小 – Ctrl +/- (または Ctrl + マウススクロール)
  • ヘルプガイドのショートカット – Shift + ?
  • ズームモードから手のひらモードへの切り替え – スペース

ビューアーでショートカットガイドのポップアップを開くにはShift + ? ショートカットを使用するか、サイドバーのヘルプを開いてショートカットを選択します。

アクションのなかにはコンテキストメニューから実行されるものもあります。プルーフの上で右クリックをすると以下が利用できます:

  • コメントの追加
  • プルーフサイズの調整
  • プルーフの回転
  • マークアップやピンの表示
  • ProofHQビューアーとシステムの情報を表示