ウィザードを利用した新規ビルド設定の作成
新規アプリビルドを作成する際、構築ウィザードがビルドプロセスにおいて様々な手順やオプションを提供します。その設定を保存すると後で再利用できます。
下記は様々な手順概要の一つです:
1. 設定に名前をつける
通常ビルド設定名はパブリケーション名になります。
2. General Settings(一般設定)
Application name(アプリケーション名):
- ユーザーがデバイスのホームスクリーンで見る事ができる名前です。
Languages(言語):
- アプリでサポートする言語を選択できます。アプリ内の警告やエラーメッセージは、デバイスで設定された言語で表示されます。
Google Analytics:
- パブリケーションから解析データを収集したい場合は、UA-XXXXX-Yの部分にWebトラッキングコードを入力します。
- これを行うためにはGoogle Analyticsアカウントを持っている必要があります。 アカウント内でパブリケーション用に「fake」Webサイトエントリーを作成します。例:mypub.mydomain.com この情報によって、ページビューその他の追跡をします。
- analyticsのフル設定はこちらをご覧ください。
3. Artwork(アートワーク)
Icon:
デバイスのホームスクリーンに表示されるアプリアイコンです。サイズは1024x1024 ピクセルである必要があります。
Startup Screens:
アプリが起動中に表示されるスクリーンです。以下のサイズである必要があります:
- iPad Porttrait: 1536 x 2008 ピクセル(Appleのガイドラインによると、ステータスバーの40ピクセルが削除されます)
- iPad Landscape: 2048 x 1496 ピクセル
- Android Portrait: 800 x 1232 ピクセル(システムバーの48ピクセル分がフルスクリーンより小さくなっています)
- Android Landscape: 1280 x 752 ピクセル
4. Code Signing(コードサイン)
App StoreやGoogle Play marketにアプリを登録する際は、アプリケーションに対して、開発者であることを証明するために署名が必要になります。
iPad Code Signing
Appleでは、"provisioning"と呼ばれるコードをアプリの署名に使用します。
provisioningについての詳しい情報は、プロビジョニングプロファイル作成ページを参照してください。
作成したいビルドの種類によって、異なるprovisioning profileを追加する必要があります。iPadビルドの異なる種類の概要はアプリビルドの種類を参照してください。
Android Code Signing
Androidのビルドには、以下の情報を入力する必要があります:
Application ID:
- iPad App IDと同様に、DNS名を逆にした名前が利用されます(例:com.yourdomain.yourpublication )
Public Key:
5. Application type(アプリケーションの種類)
ここではビルドするアプリの種類を選択します:
- Single Issue
- App Store Kiosk
- Enterprise Kiosk
Single issue:
パブリケーションのシングルイシュー用のコンテンツを含むスタンドアロンアプリを生成します。このアプリをアップデートを作成する際は、既存のすべてのコンテンツは新規バージョンに置き換えられます。iPadアプリは iTunes Connectを通してAppleに送信できます。AndroidアプリはGoogle Playに送信できます。
App Store Kiosk:
アプリ内の購読または定期購読の一部として無料で提供できる別々のイシューでApp StoreまたはGoogle Play用のキオスクアプリを作成できます。App Store KioskアプリはUrban Airshipのアカウントが必要です。
App Store Kioskアプリは多くの追加設定を必要とします。下記を参照してください:
- Urban AirshipアプリケーションとSecret: Urban Airshipアカウントで製品を作成した際は、Urban Airship Portalから必要なApplication KeyとSecretにアクセスできます。
- 最初のカバー画像: パブリケーションを内蔵するApp Store Kioskアプリを作成する際や、KioskアプリをNewsstandに追加したい時に、このカバーは必要です。
- Newsstand:
- Enabled:AppleのNewsstandにアプリを表示させたい場合、このオプションにチェックをして使えるようにします(更新されたサブスクリプションが必要です)。
- Binding Style & Binding Edge: ほとんどの場合、デフォルト値のままにします。
Twixl Enterprise Kiosk (iPadのみ):
企業コンテンツの社内配信用Twixl Enterprise Kioskアプリを作成することができます。
iOS Developer Enterprise Programを申請する必要があります。
Enterprise Kioskアプリはたくさんの追加設定が必要です。下記を参照してください:
- Enterprise API URL: Enterprise Kiosk Serverを配置したURLを選択します - Enterprise Kioskのライセンスを持っている場合のみ、このURLが選択できます。接続テストもすぐにできます。
- Login background: ログインスクリーン用に縦向きと横向きの背景を提供します。
6. ビルド作成
指定した設定にしたがって、アプリのビルドを作成する準備ができています。"Advanced Settings"をチェックしてユーザーインターフェイスやウィザードに含まれていない他の設定も調整できます。
ビルド作成する際、以下のビルド用の異なるオプションを利用できます:
- Version: アプリをアップデートした際にバージョンを増やすことができます。
- Platforms: iPad and/or Android - iPadビルドはこのビルド設定で利用できる少なくともひとつのprovisioning profileが必要です。
- Publication: InDesignを書き出した.publicationファイルを選択します。
- Options: "Generate Over-the-Air install files" - これをチェックすると、ビルドプロセスはアプリケーションの無線通信を通して配信できる2つの別のファイルも生成します(Twixl Publisherのブロンズエディションユーザーは利用不可)。
アプリ用ビルド設定のCode Signingタブでwebサーバーのフォルダの場所を入力します。ビルドを作成する際に3つのファイルが生成されます:
- app.ipa (アプリケーションファイル)
- app.plist (プロパティリストファイル)
- app.html (ナビゲーションのページ)
配置URLとして指定されたフォルダに3つのファイルを複製した場合、ユーザーはiPadから自動的にアプリケーションをインストールするためhttp://[yourserver].com/[appfolder]/app.htmlに移動できます。
7. ビルドの完了
ビルドプロセスが完了したら、ファインダで結果のファイルに移動するか、またはブラウザでパブリケーションレポートを開くことができます。