印刷サービスを構築するためのソフトウェア enfocus

新機能

macOS Sonomaのサポート

このバージョンのPitStopは最新のmacOS Sonomaに対応しています。

フォームXObjectのフラット化

一部のサードパーティのアプリケーションがフォームXObjectをうまく扱えないという報告がありました。このアクションを使ってフォームXObjectからオブジェクトを抽出できるようになりました。フォームXObjectが透明グループの場合、ドキュメントの外観を変更しないように抽出は機能しないことに注意してください。

下のフォームXObjectを見てください(フォームには2つのオブジェクトが含まれています)。

「分割処理されたフォーム」アクションを実行すると、オブジェクトが抽出されます。

オブジェクトが抽出されました。

注意:複雑なドキュメントでこのアクションを実行するとファイルサイズとメモリ使用量が増えます。本来フォームXObjectはオブジェクトをドキュメント全体で複数回参照できるようにすることで、これらを最適化しています。そのため、このアクションは注意して使用することをおすすめします。

オーバーレイPDF、PDFファイルを配置、コピーしたグラフィックを追加の強化

配置するPDFのページを指定できるようになりました。また、インポートしたコンテンツを独立したグループとして設定することも可能です。

「コピーしたグラフィックを追加」アクションで、配置するページを指定できるようになりました。配置時に特定のスケールを適用することも可能です。

「オーバーレイPDF」アクションで、インポートしたコンテンツを独立したグループとして設定できるようになりました。

「PDFファイルを配置」機能で、配置するページの指定と、インポートしたコンテンツの独立したグループとしての設定ができるようになりました。(PitStop Proのみ)

塗りの種類でパスを選択

塗りの種類でパスを選択できるようになりました。「標準塗りがあるパスを選択」と「偶数奇数塗りがあるパスを選択」は、オブジェクトのレンダリング方法に関係します。「標準塗り」はAdobe Illustratorの「ワインディング規則」属性、「偶数奇数塗り」は「奇偶規則」属性に該当します。

塗りの種類はインスペクタで確認できます。

塗りの種類の詳細についてはこちら

不正なType 3フォントリソースのチェック

不正なType 3フォントリソースの問題を経験したことのあるお客様は、その問題を検出するアクションを使用できるようになりました。

カラーバーを配置する新しいオプション

このバージョンで、カラーバーを配置するための新しいオプションが追加されました。

必要なカラーセットを選択

必要なカラーセットで定義された色以外のすべての色を選択できるようになりました。

次の4つのオブジェクトを考えてみましょう。

イエローとマゼンタのオブジェクトを取得するには「必要なカラーセットの選択」アクション、または「必要なカラーセットのチェック」アクションを使用します。下のような設定でブラックとシアンを除外できます。

結果は次のとおりです。

Switchでデバッグデータセットを無効にする

PitStop ServerコンフィグレータがSwitchワークフローで通常生成するトラブルシューティング用のデータセットを生成しないように選択できるようになりました。データセットを生成しないと、メモリ使用量が減り、処理速度の向上が期待できます。

デバッグのためにデータセットを作成するということが必要なければ「トラブルシューティング用データセットを追加」は「いいえ」にすることをおすすめします。

スピードの改善

スピード向上のため、内部アルゴリズムを改善しました。

複雑なドキュメントを扱ったり、GWG2022プリフライトプロファイルを実行したりする際に、大幅な改善が見られます。

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