Suitcase Fusion 21.0 Hep

フォントの追加と削除

Suitcase Fusionにフォントを追加するには、ドラッグ&ドロップかファイルメニューを使用するという2種類の方法があります。どのようにフォントが追加されるかは、Font Vaultを使用しているかどうかと、フォントを永続的に追加するか一時的に追加するかによります。

フォントをドラッグして追加するには:

  1. macOSのFinderかWindowsのExplorerでフォントかフォントの格納されたフォルダを選択します。(両方を同時に選択しても構いません。)
  2. 選択対象をSuitcase Fusionの画面上にあるローカルライブラリかライブラリ内のセットにドラッグ&ドロップします。

選択対象に含まれるフォントは全てライブラリに追加されます。
もし選択対象をセットにドラッグした場合は、フォントはセットにも追加されます。
もしフォルダをライブラリにドラッグした場合は、フォルダと同じ名前のセットが作成されます。(フォルダをセットにドラッグした場合は、フォルダと同じ名前のサブセットが作成されます。)

ファイルメニューを使用するには:

  1. Suitcase Fusionでフォントを追加したいライブラリかセットを選択します。
  2. ファイル>フォントを追加を選択します。
  3. 追加したいフォントが格納されているフォルダを選択します。
    ・フォルダをセット(またはサブセット)として追加するには、フォルダを選択して追加をクリックします。
    ・フォルダ内のフォントを追加するには、フォルダを開いて、個別のフォントを選択して追加をクリックします。

FONT VAULT

Font Vaultは、Suitcase Fusionに追加されたフォントを適切に管理するための専用のデータベースです。
Font Vaultには、セット、タグ、分類、スタイル、開発元などを含むフォントに関する全ての情報が保存されます。
また、Font Vaultにコピーせずに元の場所から追加したフォントのパスも保存されます。

フォントをVAULTに追加する

Suitcase FusionがFont Vaultを使用するように設定すると、全てのフォントが自動的にVaultに追加されます。
デフォルトでは、SuitcaseはVaultを使用します。環境設定で設定を変更できます。
オリジナルを元の場所に残したまま追加したフォントをFont Vaultにコピーできます。編集 > 元の場所から追加したフォントを Vault にコピー を選択します。(一時フォントや破損フォントは対象外です。)

フォントを一時的に追加する

一時有効フォントは、コンピュータを終了、再起動、またはログアウトするまでSuitcase Fusionに管理されます。これは、フォントを特定のプロジェクトでのみ使用して、それ以降はシステムに読み込みたくない場合などに便利です。
一時有効フォントは常に現在の場所から追加され、Font Vaultには含まれません。
フォントを一時的に追加するには、フォントかフォントフォルダを一時有効フォントライブラリにドラッグします。


一時有効フォントライブラリ

Macintoshでは、ドックのSuitcase Fusionアイコンにフォントかフォントフォルダをドラッグできます。そうするとフォントが一時的に追加され、自動的に有効化されます。Suitcase Fusionが終了している場合は、Suitcase Fusionが起動してフォントが追加されます。

元の場所からフォントを追加する

一時的に追加したフォントは、Font Vaultには追加されません。それらのフォントは元の場所から追加されます。つまり、それらのフォントはSuitcase Fusionの内部には取り込まれずに元の場所で有効化されます。
破損フォントを追加した場合も、それらのフォントは元の場所で有効化されます。
Font Vaultを使用せずに常に元の場所からフォントが追加されるように設定することもできます。

注意:元の場所からフォントを追加できるのはローカルライブラリのみです。TypeSyncライブラリには追加できません。

元の場所からフォントを追加するには:

  1. 自由に操作できる場所(ホームフォルダや書類フォルダの中など)にフォントを格納するフォルダを作成します。
システムフォルダや別のユーザーのホームフォルダの中には作成しないでください。
  2. 作成したフォルダにフォントをコピーします。
複数のライブラリに別々のフォントを追加する必要がある場合は、あらかじめ複数のフォルダを作成してフォントを別々に格納してください。
  3. Suitcase Fusionを開きます。
  4. 環境設定を開きます。
macOSではSuitcase Fusion > 環境設定、Windowsでは編集 > 環境設定を選択します。
  5. Font Vault のオプションから追加したフォントは元の場所に残っています。を選択します。
  6. 環境設定を閉じます。
  7. Suitcase Fusionにフォントを追加します。

元の場所からフォントを追加し終わったら、フォント追加オプション追加したフォントを Suitcase Fusion Vault にコピーに変更してください。

元の場所のフォントかFONT VAULTのフォントか判別する

各フォントの情報パネルには、Vault、GoogleやAdobe Fontsなどの専用ライブラリ、またはフォントのパスという形式で、フォントの場所が表示されます。
選択したフォントの情報パネルを表示するには、表示 > 情報を表示を選択して、情報タブをクリックします。

元の場所から追加したフォントの場所を特定する

元の場所から追加したフォントの、元の場所を特定する必要がある場合は、フォントパネルで対象のフォントを右クリックして、ショートカットメニューからFinder で表示Explorer で表示を選択します。

元の場所のフォントをFONT VAULTに移動する

元の場所から追加したフォントは、一時フォントと破損フォント以外、Font Vaultに移動できます。
編集 > 元の場所から追加したフォントを Vault にコピーを選択します。

注意:この操作では環境設定のFont Vault のオプションは変更されません。このオプションを変更してフォントを元の場所から追加することにした場合は、それ以降フォントは全て元の場所から追加されます。

VAULTフォントの削除

Suitcase Fusionからフォントを削除したときの動作は、その方法によって異なります:

選択したフォント、セット、またはライブラリを削除するには、編集 > 削除を選択するか、DELETEキーかBACKSPACEキーを押します。または、選択対象を右クリックしてショートカットメニューから削除を選択できます。
フォントがライブラリから完全に削除されるような操作を行った場合は、確認画面が表示されます。

一時フォントの削除

一時フォントは、コンピューターのシャットダウン、再起動、またはログアウト時に自動的に削除されます。一時フォントライブラリから手動で削除することもできます。
全ての一時フォントを削除するには、編集 > 一時フォントをすべて削除を選択します。

元の場所から追加したフォントの削除

元の場所から追加したフォントを削除する方法は、Vaultフォントを削除する方法と同じです。