環境設定
環境設定では、アップデートと通知、Font Vaultの使用方法と場所、コンフリクト時の処理、そしてオートアクティベーションプラグインの管理の設定などを行えます。
一般環境設定
アプリケーションオプション
- Suitcase Fusion を自動的にアップデート:このオプションをオンにすると、Suitcase Fusionは定期的にアップデートを確認します。アップデートがある場合は、アップデートのリリースノートの確認画面が表示されて、処理を続行するかどうか選択できます。
このオプションをオフにすると、アップデートを手動で確認できます。macOS環境ではSuitcase Fusion > アップデートを確認を、Windows環境ではヘルプ > アップデートを確認を選択します。 - システムの情報と利用状況を Extensis と共有する:このオプションをオンにすると、Suitcase Fusionのインストールと使用方法についての一般的な情報を匿名でExtensisに提供することを許可します。
- 復元 ユーザーが無効にした警告メッセージ:Suitcase Fusionが表示するいくつかのメッセージには、今後同じメッセージを表示しないようにするオプションがあります。表示しないようにしたメッセージをまた表示するようにするには、このボタンをクリックします。全てのメッセージがまた表示されるようになります。
Font Vaultオプション
- 追加したフォントを Suitcase Fusion Vault にコピー:このオプションを選択すると、Suitcase Fusionは追加されたフォントをFont Vaultにコピーして、そこからフォントを管理して有効化します。
このオプションを使用すると、重複フォントの除外とバージョンの異なる同じフォントの管理ができます。
このオプションはデフォルトでオンになっています。特に理由がない限りオフにしない方がよいでしょう。 - 追加したフォントは元の場所に残っています。:このオプションを選択すると、Suitcase Fusionはフォントをコピーしないで、フォントが追加された時に置かれていた場所からフォントを管理して有効化します。
このオプションを使用する場合は、フォントを元の場所から移動できません。
フォントをFont Vaultの外で管理すると、Suitcase Fusionは重複フォントを検出できません。
このオプションを選択する一番の利点は、破損フォントを隔離してFont Vaultの外で管理できることですが、Suitcase Fusionはこれを自動的に行います。破損フォント をご覧ください。
有効化オプション
この設定は、既に有効化されているフォントとコンフリクトするフォントを手動で、またはオートアクティベーションプラグインが有効化しようとした時のSuitcase Fusionの動作を決定します。
- リクエストされたフォントを有効にする:このオプションを選択すると、後から有効にしようとしたフォントが優先的に有効化されます。
このオプションはデフォルトでオンになっていますが、ほとんどの場合そのままでよいでしょう。このオプションによって、システムフォントでも、既に有効化されているフォントは一時的に無効化されます。 - 現在のフォントを有効のままにする:このオプションを選択すると、オートアクティベーションプラグインやExtensisフォントパネルはコンフリクトの発生するフォントを有効化できません。
ドキュメントに使用されているフォントをバージョンの異なる同じフォントに置換するために現在のフォントを有効のままにするオプションを使用できます:
- ドキュメント作成アプリケーションを終了します。
- 置換して使用したいフォントを有効化します。
- このオプションをオンにして環境設定を閉じます。
- アプリケーションを起動してドキュメントを開くと、フォントが置換されます。
- ドキュメントを少し変更します。(例えば、1文字追加したり削除します。)
- ドキュメントを保存します。
これで完了です。
Suitcase Fusionの環境設定を開いて、設定を元に戻します。
Font Vaultの場所
現在のFont Vaultの場所の確認、新規Vaultの作成、また使用するVaultの変更を行えます。
新規Vaultを作成するには:
- Suitcase Fusion > 環境設定(Mac)か編集 > 環境設定(Windows)を選択します。
- Font Vault の場所の新規 Vaultボタンをクリックします。
- 新規Font Vaultを保存する場所を開いて、名前を入力して保存(Mac)か作成(Windows)ボタンをクリックします。
- Suitcase Fusionを再起動するかキャンセルするか聞かれたら、再起動ボタンをクリックします。
新規Font Vaultが作成され、自動的に選択されます。
既存のVaultを使用するには:
- Suitcase Fusion > 環境設定(Mac)か編集 > 環境設定(Windows)を選択します。
- Font Vault の場所のVault を選択ボタンをクリックします。
- 別のFont Vaultの場所を開いて、開く(Mac)かOK(Windows)ボタンをクリックします。
- Suitcase Fusionを再起動するかキャンセルするか聞かれたら、再起動ボタンをクリックします。
Suitcase Fusionの再起動後、新たに選択したFont Vaultの使用が始まります。
Type Coreオプション
Suitcase Fusionは、Type Coreと呼ばれるバックグラウンドアプリケーションを使用して、フォントの有効化の状態を維持します。バックグラウンドで常にType Coreが動作しているため、Suitcase Fusionを終了しても有効化されたフォントを継続的に使用できます。
Type CoreはSuitcase Fusionの初回起動時に動作を開始します。それ以降は、Type Coreを手動で停止しない限り、コンピュータにログインすると自動的に動作します。 Type Coreを停止するには:
- Suitcase Fusion > 環境設定(Mac)か編集 > 環境設定(Windows)を選択します。
- Suitcase Fusion Type Core を停止ボタンをクリックします。
- 警告ダイアログでは、Type Core を停止ボタンをクリックします。
Suitcase Fusionが終了します。
停止したType Coreを再度開始するには、Suitcase Fusionを再起動します。
プラグイン環境設定
環境設定のプラグインタブでは、プラグインの有効化、無効化、またはアップデートを行えます。
オートアクティベーションの詳細については、オートアクティベーションプラグインをご覧ください。
Extensisフォントパネルの詳細については、Extensis フォントパネルをご覧ください。
アプリケーションメニュー
プラグインパネルの上部にあるメニューに、Suitcase Fusionのプラグインを使用できるアプリケーションが表示されます。アプリケーションを選択して、使用中のバージョンに対応するプラグインを有効化または無効化できます。
Suitcase Fusionは起動時にコンピュータを検索して対応するアプリケーションを検出します。アプリケーションをインストールしたりアップデートした場合は、Suitcase Fusionを再起動してコンピュータを再度検索します。
アプリケーションリスト
メニューからアプリケーションを選択すると、サポートされているバージョンの一覧が表示されます。
プラグインを有効化するには、各バージョンのチェックボックスにチェックを入れ、無効化するにはチェックを外します。
コンピュータにインストールされていないバージョンはグレーアウトします。インストールされているのにグレーアウトしている場合は、以下の手順を試します:
- Type Coreを停止します。
- アプリケーションを起動して終了します。
- Suitcase Fusionを再起動します。
プラグインをアップデートする
プラグインのバージョンが古くなると、環境設定のプラグインタブにメッセージが表示されます。古くなったプラグインのバージョンは赤く表示されます。
プラグインをアップデートするには、全プラグインをアップデートボタンをクリックします。
これによって、インストールされていないプラグインのインストールも行われます。使用したくないプラグインがある場合は、環境設定を閉じる前に該当のプラグインのチェックを外します。
ドキュメントトラッキング
ドキュメントトラッキングドキュメントトラッキングでは、Adobeアプリケーションで使用できるオートアクティベーションプラグインを使用して、ドキュメントとその中で使用されているフォントを一覧表示します。
トラッキングはデフォルトで有効になっています。 トラッキングを無効にするには、「ドキュメントトラッキングを有効化」のチェックボックスを無効にします。詳細情報はこちら。