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PitStop Server 2023 リリースノート

新機能

JSONレポート(PitStop Serverのみ)

PDF形式のレポートとXML形式のレポートの他に、JSON(JavaScript Object Notation)形式のレポートを生成できるようになりました。
JSONレポートの特徴は、
・表記がテキスト形式のためフォーマットが読みやすく手動での編集も比較的簡単に行える
・データ量が少ないため、XMLに比べ軽量に処理が行える
・JavaScriptに限らず言語に依存しないデータ交換が行える
などが挙げられます。

ホットフォルダエディタのプロセスメニュー、レポート生成セクションで「JSONレポート」を選択して、オプションを指定できます。

Switchでも同様に、レポートタイプとして「JSON」を選択して、必要なオプションを指定できます。

バージョン1のXML形式のレポートはサポートされなくなりました。バージョン2と3はどちらも引き続き利用可能です。

FastLane(PitStop Serverのみ)

PDFのページ数やバージョンなど、一部の簡単な情報をプリフライトを行わずに取得するためのコマンドラインツールがPitStop Serverに含まれるようになりました。

「情報」としてログを記録(PitStop Proのみ)

これまでのバージョンでは、プリフライトの結果を「エラー」「注意」もしくは「サインオフ」としてログに記録できましたが、今回のバージョンから「情報」としても記録できます。これにより、プリフライトで得られた情報を今までより柔軟に活用できるようになります。

アクションによるチェックも同様です。

レポート生成の高速化(PitStop Proのみ)

いくつかのスマートコードの最適化により、レポート生成にかかる時間が大幅に短くなりました。特に、複雑で大きなファイルで効果を発揮します。同じ理由で、ナビゲータの表示も速くなっています。

正規表現でテキストを検索(PitStop Proのみ)

複数のバリエーションがあるテキストを検出したいとき、検索条件として正規表現を使用できると便利かもしれません。今回のバージョンからPitStopでもそれができるようになりました!
アクション「キーフレーズによるテキストの選択」に、正規表現を使用するためのチェックボックスが追加されています。
下図の例では「PitStop」または「Enfocus」に一致するテキストを全て検出します。

テキストプロパティをログに記録するアクション(PitStop Proのみ)

テキストのプロパティをログに記録できるアクションが追加されました。アクションの名称は「テキストオブジェクトのプロパティを記録」で、ログに記録できる内容は下図の通りです。

変数セットの改善(PitStop Proのみ)

変数セットエディタに、変数を上下に移動する機能が追加されました。変数を並べ替えるためにいったん削除するような操作はもう必要ありません。

また、変数セットテスターで、変数名の代わりにラベル名が表示されるようになりました。よりユーザーが見るのに近い形でフォームを確認できるため、混乱やエラーを少なくできます。

「ユーザーの読みやすい名前を非表示」にチェックを入れると、変数名を再度表示することもできます。

色変換(PitStop Proのみ)

このバージョンから、色変換にはLittle CMSのみが使用されます。CMMエンジンを選択するオプションを削除しました。
これは、システムCMMが新しいmacOSでサポートされなくなり、また、Little CMSとシステムCMMの差異が無視できるほど小さいことから、このオプションを使用する意味がなくなったためです。

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